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小澄正雄 「薬瓶 / Vials」

ガラス作家・小澄正雄氏による9回目の展示を、HIN青山、HIN京都、A&S福岡にて開催いたします。今回は〈薬瓶〉をモチーフに、茶色と透明、二つのガラスの表情からなる作品をご紹介いたします。

Event details

本展では、古い薬瓶から着想を得て制作した作品を中心にご紹介します。薬瓶を象徴する茶色のガラス作品は、かつて薬品を光や変質から守るために用いられてきた茶色瓶の役割を受け継ぎながら、新たな造形へと展開されました。古い薬瓶の佇まいを手がかりとしながらも、薬瓶そのものを再現するのではなく、酒瓶から着想を得た意匠なども取り入れ、小澄氏ならではのかたちへと昇華。今回は瓶に加え、漏斗やショットグラス、ロックグラスなどをご紹介する予定です。作品としてのガラスと、日々の暮らしのなかで使うガラス、その両面をご覧いただきます。あわせて、無色に近い透明ガラスによる作品も並びます。異なる色と質感によるガラス表現が響き合い、奥行きのある作品群をお楽しみください。

そして本展では、岐阜県の〈辰巳蒸留所〉によるクラフトジンと、小澄氏がA&Sのために制作した別注の瓶、漏斗を組み合わせた特別なセットもご用意します。収める杉箱は木工作家・中沢学氏が一点ずつ製作。薬草やボタニカルを原点とし、薬用酒としての歴史も持つジンは、「薬瓶」という本展のテーマとも響き合います。瓶とその中身をひとつのプロダクトとして捉え、数量限定で販売いたします。

 

今回、特別なセットとしてご紹介するクラフトジンは、〈辰巳蒸留所〉による「First Essence Damask Rose Gin」。岐阜県揖斐郡大野町で収穫されたダマスクローズを早朝から蒸留し、ジュニパーベリーとダマスクローズをボタニカルに使用。ベーススピリッツには吟香露とちこり焼酎を採用しています。2026年は過去最多となる1,670輪のダマスクローズを蒸留。華やかな香りとシャープな切れ味、そして甘美な余韻が特徴の一本です。

 

辰巳蒸留所は、蒸留家・辰巳祥平氏によって2017年に岐阜県郡上市・郡上八幡の犬啼谷に設立された蒸留所です。「美味い蒸留酒は美味い醸造酒から生まれる」という考えのもと、蒸留と醸造の双方を探求しながら酒づくりを行っています。国内外の多様な酒文化や製法から得た知見を活かし、土地の風土や素材の個性を映し出す蒸留酒を製造。クラフトジンをはじめ、その土地ならではの香りや風味を生かしたものづくりを続けています。

今回、特別なセットとしてご紹介するクラフトジンは、〈辰巳蒸留所〉による「First Essence Damask Rose Gin」。岐阜県揖斐郡大野町で収穫されたダマスクローズを早朝から蒸留し、ジュニパーベリーとダマスクローズをボタニカルに使用。ベーススピリッツには吟香露とちこり焼酎を採用しています。2026年は過去最多となる1,670輪のダマスクローズを蒸留。華やかな香りとシャープな切れ味、そして甘美な余韻が特徴の一本です。

 

辰巳蒸留所は、蒸留家・辰巳祥平氏によって2017年に岐阜県郡上市・郡上八幡の犬啼谷に設立された蒸留所です。「美味い蒸留酒は美味い醸造酒から生まれる」という考えのもと、蒸留と醸造の双方を探求しながら酒づくりを行っています。国内外の多様な酒文化や製法から得た知見を活かし、土地の風土や素材の個性を映し出す蒸留酒を製造。クラフトジンをはじめ、その土地ならではの香りや風味を生かしたものづくりを続けています。

 

MESSAGE

“もう随分と昔になりますが、私淑する友人に褐色の薬瓶の景色を聴きました。其れから数年経ち、褐色の小瓶という香水瓶の展示に至りました。また数年経ち当時観た景色の薬瓶を酒瓶に見立て、琥珀や鼈甲色のような薬瓶を作りました。

 

「酒十駄ゆりもて行くや夏こだち」 蕪村

 

茹だるような夏のあつさの中、のったりのったりと揺れながら酒を担いでゆく…側に馬子。木立の日がけに入ると涼しい風と、たぷんたぷんの音と共に爽やかな酒の芳香が漂うようです。わたしも作業が一段落して作業場の外の日かげに腰掛け、コップの冷たい水を飲んでいると、当時の馬子は手綱を握りながら夏の木立の風の中で何を想っていたのだろうかと夢想します。もっぱら夕方からは褐色の薬瓶にタプンタプンと酒を入れて運び、虫の音を聴きながら昼間に火照った身体を冷まします。まだまだ蒸し暑い…それでもコップには茜色の空が浮かび心地よい風が吹きます。立秋もそろそろと褐色の夕空に瓶とコップが融け始めて、いまごろになって風鈴をかけようかなと思いました。”

 

― 小澄正雄

PROFILE

ガラス作家。1979年熊本県生まれ。富山ガラス造形研究所を卒業後、2005年より富山県にて制作をはじめる。現在は岐阜県に工房を構え、個展を中心に作品を発表。A&Sの一部店舗では、内装に彼の手がけたガラス作品が用いられている。

EVENT DETAILS

TITLE

小澄正雄 「薬瓶 / Vials」

TOKYO

HIN / Arts & Science, Aoyama
2026年8月28日(金) — 9月7日(月)/ 11:00 – 19:00
作家在店予定: 8月28日(金)、29日(土)
火曜定休

KYOTO

HIN / Arts & Science, Nijodori Kyoto
2026年9月18日(金) — 9月28日(月)/ 12:00 – 18:00
作家在店予定: 9月18日(金)、19日(土)
火曜定休

FUKUOKA

A&S Fukuoka
2026年10月16日(金) — 10月26日(月)/ 11:00 – 19:00
作家在店予定: 10月16日(金)、17日(土)
火曜定休

  • 設営のため、HIN青山は8月27日(木)、HIN二条通京都は9月16日(水)、17日(木)を臨時休業いたします。

  • 詳細は店舗もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。