A&S 2024AW – New Chelsea Boots

New Chelsea Bootsは、初期の頃からAWコレクションで欠かさずに登場するブーツです。Side Gore Boots、Beatle Boots、Chelsea Bootsとデザインをアップデートさせながら、A&Sのウェア表現に合わせやすく、脱ぎ履きしやすい普段使いの靴として提案しています。Side Gore BootsとBeatle Boots がロングノーズでミドル丈の靴だったのに対し、よりショート丈となったのがChelsea Boots。その後、幅広で厚みのある丸い木型を用いたNew Chelsea Bootsが誕生しました。

どの型も横から見た時のシルエットにこだわり、足首の履き口部分に美しいラインがでるよう作られています。同型で同じ素材であっても革には個体差があり、その時々で異なる天然皮革ならではの風合いや、履くことにより生じる経年変化をお楽しみいただけます。

現在、A&Sの各ショップでは4種類のNew Chelsea Bootsをご紹介しております。ぜひご試着しにいらしてください。

南アフリカの天然アンテロープが原料。クローム鞣し。肉厚で牛革に比べると繊維が細かく毛足が綺麗な革。表面はキズが多くて独特な表情と質感があり、他にはないしなやかな風合いを味わえる。

1000年以上の歴史を持つバケッタ製法加工のイタリアBADALASSI社タンニン鞣しの革。薄化粧のため血筋やムラが透けて見える場合もあるが、天然の革ならではの表情によるもの。タンニンでじっくりと鞣し、家畜牛のすね骨や踵の骨を煮てつくられた牛脚油で丁寧に加脂。牛脚油は脂が浸透しにくく時間と手間がかかる反面しっかりと染み渡るため、オイル分が抜けにくく丈夫。使い込むほどに艶が増して、しなやかで美しいエイジングが得られる。

Box Shoulder同様、イタリアBADALASSI社タンニン鞣しの革。油分を加えさらにワックス加工を施すことにより、保湿と柔軟性、耐久性がある革に。革の床面（裏）を表として開発された革だが、銀面（表）も味わい深い風合いがある。一般的な革よりキズなどが多く、ワイルドな革らしい表情を楽しめる銀面をあえて使用。

1920年頃にアメリカでワーク＆アウトドアブーツ用に開発された革。クローム鞣し後さらにタンニンで鞣し、天然のオイルとワックスで手仕上げされている。非常に多くの油分を含みつつも、優れた柔軟性と耐久性、撥水性を併せ持っている。〈Snow〉は防寒を兼ね合わせたタンクソールのつくり。