2024年にLOEWE FOUNDATION クラフト・プライズのファイナリストに選出され、近年注目が高まっているユ・ダヒョン。彼女が作品を通して最も伝えたいこと、それは「不完全な一本一本が互いを支え合い、強く編み合わさるときに生まれる、簡単にはほどけない美しさ。この強い結びつき」だと言います。
ユ・ダヒョンは、時間とともに自然に表情を変えていく素材に惹かれ、それらを編み合わせることで生まれる関係性を探りながら制作しています。植物タンニンで鞣した革を扱い、韓国の伝統的な藁・草工芸「Bakdawi(バクダウィ)」の構造を手がかりに、そこに息づく暮らしの知恵や価値を静かに作品へとつないでいる点が特徴です。彼女にとって“編む”とは、異なる素材と時間が出会い、ゆっくりと均衡を形づくっていく過程そのもの。編むという行為を通して、人との関係や人生もまた、支え合いながら自分なりの均衡を築いていく過程であるという思いを込めて、本展「Held in Balance」に臨みます。
京都では、韓国の伝統的な生活道具から始まった作家の制作のルーツやかたち、そしてそこに込められた構造や技術を表す「Jurumak(ジュルマク)」をテーマとした構成。東京では“温かく、ほのかな愛”という意味を持つ韓国固有の言葉で、人と人とのつながりを表す「Daeun(デウン)」をテーマとした構成で展開します。日本で初めてとなる個展を、ぜひご期待ください。
個展に向けた作家からの言葉をお届けします。
2024年にLOEWE FOUNDATION クラフト・プライズのファイナリストに選出され、近年注目が高まっているユ・ダヒョン。彼女が作品を通して最も伝えたいこと、それは「不完全な一本一本が互いを支え合い、強く編み合わさるときに生まれる、簡単にはほどけない美しさ。この強い結びつき」だと言います。
ユ・ダヒョンは、時間とともに自然に表情を変えていく素材に惹かれ、それらを編み合わせることで生まれる関係性を探りながら制作しています。植物タンニンで鞣した革を扱い、韓国の伝統的な藁・草工芸「Bakdawi(バクダウィ)」の構造を手がかりに、そこに息づく暮らしの知恵や価値を静かに作品へとつないでいる点が特徴です。彼女にとって“編む”とは、異なる素材と時間が出会い、ゆっくりと均衡を形づくっていく過程そのもの。編むという行為を通して、人との関係や人生もまた、支え合いながら自分なりの均衡を築いていく過程であるという思いを込めて、本展「Held in Balance」に臨みます。
京都では、韓国の伝統的な生活道具から始まった作家の制作のルーツやかたち、そしてそこに込められた構造や技術を表す「Jurumak(ジュルマク)」をテーマとした構成。東京では“温かく、ほのかな愛”という意味を持つ韓国固有の言葉で、人と人とのつながりを表す「Daeun(デウン)」をテーマとした構成で展開します。日本で初めてとなる個展を、ぜひご期待ください。
個展に向けた作家からの言葉をお届けします。
京都 「JURUMAK」
東京 「DAEUN」
PROFILE
1983年、韓国生まれ。革と韓国の伝統的な藁・草工芸を基盤に、素材が編み合う関係性を探求する作家。2019年より「DEBAROUN」として革制作を開始し、2024年LOEWE FOUNDATION Craft Prize Finalistに選出。2025年、作品がV&Aに永久収蔵された。現在は制作領域の拡大に伴い、作家名「Dahyeon Yoo」で活動し、伝統的な暮らしの知恵を現代の造形へとつないでいる。