KONRAD – 2024AW Collection

KONRADは、デザイナーのコンラッド・フーバーによって立ち上げられたドイツのウェアブランドです。彼の創作は、日常生活や芸術、旅行、バイエルン州の田舎農場で過ごした彼の生い立ちに深く触発されています。伝統を現代的な視点と融合させたデザインは実用的でユニーク。シーズンを問わないアイテムであり、汎用性を念頭に置いて考えられています。ほとんどがリバーシブル仕様なので、日々の気分で表裏を選べるのも特徴です。

プリントのデザインにも伝統への深い敬意を表しつつ、現代の美学が取り入れられています。今シーズンのコレクションでは、褪色したよう見えるフィチュープリント（Henry Jacket参照）が。これは、スイスのヴィンテージ生地店から得たインスピレーションによるものです。クラシックなモチーフをオーガニックコーデュロイにプリントし、何度も水洗いを繰り返してこの色合いを表現しています。これは、クラシックなモチーフを革新的な方法で作り直すというブランドの姿勢を体現する試みのひとつでもあります。ボタニカルプリントは、KONRADのほぼ全てのプリントを手掛けるジェンティリ・モスコーニのアーカイブから選ばれています。それらを熟練したスカーフデザイナーが丁寧に描き直し、デジタル修正を施すなど、最新かつ高度な技術が駆使されています。

プリント以外にも、ブランドの特徴であるキルティングをあしらった無地の生地や、エレガントなクチュールを想起させるスカイブルーカラーのシルクとウールの混紡生地など、ラグジュアリーな素材を取り合わせて製作されたアイテムもご紹介しております。

一部のアイテムはA＆S青山、CORNERにもご用意しております。伝統性と現代性の融合、そして周囲の人との友情。常に進化しながら時代を超えたファッション表現をビジョンに掲げるKONRADのもの作りをぜひご覧ください。

コンラッド・フーバー

ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインを卒業後、故アルベール・エルバスの指導の下、ジェフリー・ビーン・アトリエでインターンとしてキャリアを積む。その後、ヴォルフガング・ヨープのアシスタントとして働いた後、ソニア・ボグナーでラグジュアリーラインの責任者を務める。独立後に心と手から作られた小さなコレクションを作るというアイデアでKONRADを始める。