本展では、YALIのガラステーブルトップにKITAWORKSが制作した脚を組み合わせたサイドテーブルを初披露します。国籍の異なるふたつの工房によるコラボレーション作品です。
ほかにもYALIの新作が並びます。「テーブルの上をはじめ家の中で使うもの」という視点で、花瓶やドリンクグラスなどたくさんのガラス作品が集い、A&Sでは初めての紹介となるランプも登場。そしてKITAWORKSからは、定番のガラスキャビネットに加えて、テーブルや椅子、カラフルなスツールなど、こちらも住空間に彩りを添える家具をご紹介します。
今回の展示にあわせて、YALIを主宰するMarie-Rose Kahaneが9年ぶりに来日します。初日の6月9日(金)は、YALIチームとKITAWORKSの木多氏が揃って皆さまをお迎えいたします。ぜひ、ご来店ください。
ISOLA
〈イソラ〉テーブルトップの丸みを帯びたしなやかなフォルムは、小島や海岸線、水路が不規則なヴェネチアのラグーンといった風景へのオマージュです。また、透明なガラスの有機的な輪郭は、スイスのエンガディン地方で見られる厚い氷の板からインスピレーションを得ています。
YALI Glass
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PROFILE
オーナー兼デザイナーであるマリー ローズ カハネは、エルサレムの大学で芸術史と心理学を専攻した後、劇場の衣装デザイナーとして活躍。2009年にヴェネツィアへ移住し、「Simplicity(質素・簡素・飾り気のなさ)」をコンセプトに、ムラーノ島の職人達と共同でコレクションを展開。伝統の手法を用い、現代的な感性が融合したプロダクトを製作している。
KITAWORKS
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PROFILE
1978年に前身となる地域密着型の町工場・木多溶接工業が創業。2009年にKITAWORKSに改名し、熔接の技術を生かし、鉄・ステンレス・銅・真鍮など金属を取り入れた家具の製作に取り組む。空間に合わせたテーブルやチェスト、テーブルの高さに合わせて作る椅子など、等身大の心地良い暮らしの中で必要とされる家具を製作している。店舗の家具(什器)等のデザイン・製作も行う。