2024AW Pre-Collection “Old Cotton Gabardine Chambray”

Old cotton gabardine chambray〈オールドコットンギャバジンシャンブレー〉は、A&Sのファーストコレクションからつくり続けている、ブランドの基となる生地のひとつです。時代や性別を問わないスタンダードな生地で、ほぼ毎シーズン欠かさず登場しています。先染めシャンブレー*の高密度綾織物*に、あえてシルケット加工や撥水加工をせず、ドライタンブラー加工で自然なシワを表現し、カジュアルな印象に仕上げています。Cotton gabardine chambray vintage〈コットンギャバジンシャンブレーヴィンテージ〉は加工違いで、1920年代のバーバリーのトレンチコートの生地感をイメージしています。着古された風合いを再現させるために特殊な加工でヴィンテージ感のあるナチュラルな表情に。これらのカジュアルな生地をベースに、きれいめで大人びた生地を目指しアレンジを加えて生まれたのが、Cotton silk gabardine chambray〈コットンシルクギャバジンシャンブレー〉です。タテにフィンクス*の細番手綿双糸のガス糸*、ヨコに絹紡糸*のガス糸を合わせて限界高密度に織り上げています。薄く軽量で滑らかな触感と光沢感を持った上品な生地で、主にウィメンズのアイテムに用いられています。

2024AWプレコレクションではウィメンズ、ユニセックスともに新作のアウターをご紹介しています。9月にはメインコレクションが店頭に並ぶ予定で、順次店頭でご紹介するアイテムが変わってまいります。皆さまのご来店を心よりお待ちいたしております。

*シャンブレー タテ糸とヨコ糸の糸色を変えた配色設計、もしくはその織物。
*綾織 斜文織（しゃもんおり）とも言われる三原組織のひとつで、斜めに畝（うね）が見える組織。
*フィンクス エジプト超長綿の中でも選りすぐりの最高級原料。
*ガス糸 ガス火や電熱の中に糸を通過させて毛羽を焼いた糸のこと。ガス焼きすることでよりクリアーな糸が出来、織機のさばきも良くなるため高密度に織ることが出来る。
*絹紡糸（けんぼうし） 繭屑や、製糸屑を原料として紡績した糸。