熔接の技術を生かし、鉄やステンレス、銅、真鍮などの金属を用いた家具製作に取り組む〈KITAWORKS〉は、木多隆志氏が父親から引き継いだ溶接工場を拠点として2009年にスタートしました。鉄と違い熔接が格段に難しい真鍮素材の研究を重ね、他ではなかなか見ることのない繊細な印象の真鍮家具を手がけるなど、デザインの美しさと機能性を兼ね備えた生活に寄り添う家具を制作しています。
今回の展示受注会は、細く美しい線で表現される様々な形態の椅子をクローズアップし、ARTS&SCIENCEの展示では初めてお見せする品々で構成いたします。椅子とサイドテーブル、ライト、それぞれ4型と、今回特別に制作されたA&Sのオリジナルファブリックを張地にした別注のデイベッドが集います。また、定番的にご紹介しているガラスキャビネとスツールもご覧いただきます。
作り手が「美しい」と思い、試行錯誤しながら決めたフォルムやカーブ。「そこには基準や法則などは無くて、感覚とか直感しかない」と語るデザイナー木多氏は初日となる11月1日(金)に在店します。皆さまのご来店を心よりお待ちいたしております。
PROFILE
1978年に前身となる地域密着型の町工場・木多溶接工業が創業。2009年にKITAWORKSに改名し、熔接の技術を生かし、鉄・ステンレス・銅・真鍮など金属を取り入れた家具の製作に取り組む。空間に合わせたテーブルやチェスト、テーブルの高さに合わせて作る椅子など、等身大の心地良い暮らしの中で必要とされる家具を製作している。店舗の家具(什器)等のデザイン・製作も行う。