1冊の本 「空気感（アトモスフェア）／ペーター・ツムトア」
ARTS&SCIENCE 姉小路京都には、本にまつわるあらゆることを扱うBACH代表の幅允孝氏がセレクトした、芸術、工芸、建築、ファッションをはじめ、自然科学や人文科学、食、文学などのヴィンテージブックが並んでいます。
この〈1冊の本〉と題した試みでは、数多の新刊本の中から様々な視点で選んだ1タイトルの本をご紹介しています。
第2回目となる今回は、「空気感（アトモスフェア）／ペーター・ツムトア」をセレクト。ぜひ、A&S姉小路京都へお立ち寄りください。
『雰囲気（アトモスフェア）は、人間の情緒的な感覚にうったえるものです。その感覚が信じがたいほど一瞬のうちに作動するのは、人間が生き延びるためにこの感覚を必要とするからでしょう。』
― ペーター・ツムトア「空気感（アトモスフェア）」より （11ページ）
空気感（アトモスフェア）／ペーター・ツムトア
- PAGE
76pages
- PUBLISHER
みすず書房
- PRICE
¥3,740 (¥3,400 excl. tax)
- STORES
MESSAGE
“誰かの言葉やアイデア、感情を、よく噛んで読む。
そんな時間が誘ってくれる遅い生活もたまにはいいのではないでしょうか？”
– 幅允孝
PROFILE
幅允孝／有限会社BACH代表取締役。ブックディレクター
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、動物園、学校など様々な場所でライブラリーを制作。
近年は本をリソースにした企画・編集の仕事も多く手掛ける。京都「鈍考／喫茶 芳」主宰。