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Marie-Hélène de Taillac

色鮮やかなカラーストーンと、希有な22カラットのイエローゴールドからなる〈Marie-Hélène de Taillac〉のジュエリー。そのなかでも、デザイナーであるマリーエレーヌ自身が出会った石からつくりあげる一点物のジュエリーは特別な存在です。

カボションリング (2019SS参考商品)

フランス人であるマリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックは、父親の仕事の都合により幼少期を中東や北アフリカで過ごしました。レバノンの宝石店で母親が貴石をオーダーしているのを隣で見ているうちに石に興味を持つようになり、両親のジュエリーコレクションを目にする機会が増えるにつれ、やがてジュエリーは心惹かれる特別な存在となりました。そんな彼女がジュエリーデザイナーとなる決定的な理由となったのがインドへの訪問です。ジャイプールにある老舗ジュエラー〈ジェムパレス〉で素晴らしい色石の存在を知り、かつそこで目にした職人の高度なカッティング技術に大きな感銘を受けます。彼女はこの地に繋がりをつくり、小さなジュエリーコレクションを発表することに決め、ブランドをスタートしました。

 

1996年のブランド創業当時、色石を用いることはジュエリー界ではまだ稀なことでした。そんな中、彼女は心躍る鮮やかな色石を用いたコレクションを発表します。翌年には、ブランドを象徴するアイテムのひとつとなる〈カボションリング〉を発表、石に直接金具を通した新鮮なデザインで世の女性を魅了しました。

※クリックで拡大できます

彼女自身が手がけるオリジナルラインのジュエリーは、高い技術を持つインドの職人の手でカッティングされた原石と、イエローゴールドでつくられた一点物。その特徴のひとつは石の魅力を最大限引き出すために、その原石ごとにカッティングを変え丹精込めて磨かれることです。もうひとつは、22カラットのイエローゴールドを用いること。一般的に純金は柔らかく、傷や変形の原因になることから、ジュエリーには不向きとされ、銀や銅を含め加工した18カラットが使われるケースが多く見受けられます。しかし、あえて22カラットを用いることで、細やかな手作業でしかなしえない加工や、ゴールド本来の色や風合いの表現を可能とし、ブランド特有の世界観に欠かせない要素となっています。

Message regarding special piece stones from Marie-Hélène de Taillac

Princess Ring / Tanzanite, K22 YG / #11 (参考商品)

Tanzanite

“その青紫色、その反射と強さは魅力的です。タンザナイトはダイヤモンドの1000倍希少なのです。”

Swivel Ring / Red spinel, K22 YG / #11.5

Red Spinel

“スピネルは常に私の好きな石のひとつです。鮮やかさと色の強さを兼ね備えています。特に赤いスピネルが好きです。”

Elizabeth T Earings / Prehnite, K20 YG / 5.7cm

Prehnite

“石のカラーパレットは信じられないほど無限です。プレナイトのイエローはピリッと辛く、どこかキャンディーを連想させます!”

7月5日(金)より、4店舗を巡回する〈Marie-Hélène de Taillac〉のポップアップイベントを開催いたします。オリジナルラインの一点物をはじめ、魅力的なアイテムを新作と共にご紹介する予定です。ぜひ店頭でご覧ください。

PROFILE

Marie-Hélène de Taillac (マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤック)
ジュエリーデザイナー。小説『三銃士』のなかの一人、ポルトスの子孫にあたるフランスの名門貴族出身。幼少時代をリビア、レバノンで過ごし、17歳からロンドンに拠点を移し、ファッションビジネスのキャリアを積む。1995年にインドのジャイプールで、熟練した職人技と石の持つ美しさに魅了され「マリー エレーヌ ドゥ タイヤック」を設立。1996年、初めてのコレクションを発表。現在はニューヨーク、パリ、日本の3カ国にショップやショールームを構えている。