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Steve Harrison 展示販売会「Evolution Beaker 」

イギリスの陶芸家・Steve Harrisonの展覧会を4年ぶりに開催いたします。Steveが3年の歳月をかけて取り組んだ研究〈The Age of the Beaker〉。その研究の過程で生まれた多種多様なEvolution Beakerを、東京・OVER THE COUNTER、京都・HINにて展示販売します。

Event details

The Age of the Beaker

2019年にA&Sで発表した〈Big in Japan〉と〈Traveling with Tea〉の後、Steve Harrisonが新たに取り組んだテーマが〈The Age of the Beaker〉です。世界がパンデミックの襲来を受けていたなか、Steveはビーカーへの探究と制作に没頭しました。日々の生活で多用される“ビーカー”に焦点をあて、そのかたちや機能を独自の視点から極めていったのです。この研究の最終的な成果として誕生したのが〈Meal Beaker〉になります。この作品に辿りつくまでに幾段もの実験を経ており、その過程で生まれた多種多様なビーカーは〈Evolution Beaker〉と名づけられました。
本企画は、昨年ロンドンのBlue Mountain Schoolで開催された〈The Age of the Beaker〉を、A&Sの視点で再構成し、楽しいイベントと絡めてご紹介します。Steve本人の来日も予定しており、久しぶりに日本の皆さまとお会いできるのを楽しみにしている様子です。

MESSAGE

from Steve Harrison

「未来を知ることは出来ないが、何らかの行いは今現在に続く後に必ず作用を及ぼす。日本で展示する前にロンドンでビーカーを展示することは、たとえビーカーの意味はただあるがままであって、作品に何らかの意義付けをすることはできないとしても、その重要性は計り知れないということを私に気づかせてくれた。ヨーロッパに起源を持つものながら、ビーカーは境界無く日本文化に馴染む。日本で展覧会を開催するというアイデアからも、日本の人々がヨーロッパとは異なる食べ物でそれを満たしたり茶会で用いたりすることで、ビーカーが日本人の日常に調和していくということをソニアは知っていたのだろう。」

 

「時間も決定的な役割を果たす。ふたつの展覧会の間はまもなく一年になろうとし、ビーカーの意義とそれを使う楽しみとを分け隔てる。意味ではなく、そこにあるものそのものの魅力を存分に感じ取って欲しい。」

PROFILE

Steve Harrison

1967年生まれ。ロイヤルカレッジオブアーツの陶芸修士課程を終了。ロンドン郊外にワークショップと窯を持ち、制作活動を行う。主な代表作には、釉薬に塩を用いたソルトグレーズ手法で陶器や磁器、時にはこの2素材を組み合わせつくられるマグカップやティーポットなど。A&Sでは2003年から作品を紹介しており、これまで数々の作品展を開催。2019年にはオーナーであるソニア パークのアイディアから生まれた、比率の研究をテーマにした新しい試み〈BIG IN JAPAN〉を発表。

EVENT DETAILS

TITLE

Evolution Beaker 展示販売会

TOKYO

OVER THE COUNTER
2023年5月19日 (金) - 5月28日 (日) / 11:00 - 19:00
作家在店:5月19日 (金)
火曜定休

KYOTO

HIN / Arts & Science
2023年5月26日 (金) - 6月4日 (日) / 11:00 - 19:00
作家在店:5月26日 (金)
火曜定休