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中村友美 「Utilitarian」

金工家・中村友美氏による企画展を、HIN青山にて開催いたします。多様な使い方を連想させる器づくりにも取り組む作家の、実用性を備えた作品群をご紹介いたします。

Event details

「Utilitarian」と名付けられた本展。象徴的なケトルや急須のほか、作家がこれまで制作してきた多様な形や用途をもつ作品を一堂に展示します。一見オブジェのような美しさを備えていながらも、実用可能であることが特徴です。新作として、本体に透かし彫りを施した作品もご覧いただけます。

 

なお、来春リニューアルオープンを予定している HIN 京都でも、本展「Utilitarian」を開催する予定です。

MESSAGE

Utilitarian

“用途のあるうつくしい物体。それらは道具でもあり、オブジェでもある。

 

人間が使い続けてきた道具がもつ普遍的なものに惹かれてきました。素材と造形の強度、経年の美しさ、そして人間のユーモアがそれらに詰まっていると思うからです。そこから受け取るものを、私なりに咀嚼し今の形にしてきました。道具でもあるが、オブジェのようにうつくしいもの。それは、作品をつくり始めたときから目指してきたことです。それらの集合体を、A&Sオーナーのソニア パークさんが「Utilitarian」と名づけてくれました。直訳すると功利主義。快楽や善や幸福を生み出す傾向があるもの……(または)それに反する苦痛や悪や不幸を防ぐ傾向があるもの、とありました。なるほど、それはあながち間違ってはいないのではと合点がいったのでした。

 

それがあることで、空間が豊かになるもの。日々使い込むことで、自分だけの美しさを生むもの。そんなものたちが並びます。ぜひご覧ください。”

 

- 中村友美

透かし彫りを施した新作〈LIDDED LEGS〉と〈LEGS〉
  • 12月13日(土)〜14日(日)15時までは【完全予約制】となります。
  • ご予約は抽選となります。希望される方は、受付期間内に下部の予約申込みフォームから、注意事項をご確認の上、ご応募ください。

PROFILE

金工家。1981年、埼玉県生まれ。2005年武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 インテリアデザイン専攻卒業。2008年より金工を始める。奈良県への移住を経て、現在は東京を拠点に制作活動を行う。国内外で個展を開催するほか、近年は工芸の領域にとどまらずアートやファッションの分野とも協働しながら作品を生み出している。

EVENT DETAILS

TITLE

中村友美 「Utilitarian」

DATE

2025年12月13日(土) — 12月22日(月)/ 11:00 – 19:00
作家在店: 12月13日(土)、14日(日)
火曜定休

予約申込みフォーム
  • 設営のため、12月11日(木)は17時閉店、12月12日(金)は臨時休業となります。

  • 詳細は店舗もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。