今年の展示販売会では、素材やサイズ、ペイントに新たな試みを取り入れた3種類のA&S別注シリーズと藍染による作品群をご覧いただきます。新作や別注作品が中心となりますが、IFUJIの定番としてご紹介してきたチェリー、三度黒、草木染めのも品々も一部並ぶ予定です。
「IFUJI」の木工品は、生活の中で本当に必要とされるものを、という思いのもと、大きな木材を丁寧に削り手作業で仕上げられています。代表作のオーバルボックスを中心に、その手仕事の真髄をご覧ください。
藍染
日本の伝統染色・藍染による作品。IFUJIの自社工房で藍建*した染液を用いて生まれた、独自の深い色みが表現された新作です。本展示にて初披露いたします。
*藍建=蓼藍のスクモを木灰の灰汁の中で発酵させて染液を作ること
A&S限定品/別注企画
セン
北海道産の良質な丸太を製材し、3年以上かけてじっくり乾燥させた針桐を用いた新作。木の色合いを損なわない白木仕上げで、ベージュの淡い色調、温かみのある柔らかな肌触りが特徴です。
ホワイトペイント
「ホワイト」をテーマに企画された新作。たくさんのカラーサンプルから、明る過ぎない、グレーの陰影が感じられる塗料をセレクトし、楓(カエデ)の表面に塗布した作品です。
ブラックウォルナット
A&S定番の別注素材シリーズです。これまでは、サイズ〜#6 までの小さいサイズのみのご用意でしたが、今回は限定でサイズ〜#10までの大きなサイズもご用意します。
- 本展示会においては、オーダーは一切お受けできません。販売品のみのご用意となります。
- 会期途中でも作品がなくなり次第、展示を終了とさせていただく場合がございます。予めご了承下さい。
PROFILE
木工作家、井藤昌志による工芸ブランド。「木」という素材と向き合い、妥協のないものづくりを通して、世紀を超えて長く愛される製品を追求している。長野県松本市に工房を構え、衣食住のものを集めたカフェ・ショップ・ギャラリーの「ラボラトリオ」も運営している。2013年よりA&Sで取り扱いを開始。昨今では年に1回のペースで企画展をおこなう。