How to care
ARTS & SCIENCEの製品は、厳選された素材を用い、品質とデザインの両面に細やかな配慮をもってつくられています。それぞれの素材や仕立てには、独自の風合いや特性があります。このページでは、お求めいただいた製品を末永くご愛用いただくための、基本的なケア方法をご案内いたします。時間とともに深まる風合いを楽しみながら、素材本来の魅力を保つためのヒントとしてお役立てください。
- 革靴
- その他の革製品
革靴について
A&Sでは、履き心地やデザイン面はもちろん、時を重ねて育つ革靴の魅力も大切にしています。靴は日々の歩みに寄り添いながら、その人の足に少しずつ馴染んでいくもの。適切なお手入れと保管を続けることで、素材本来の風合いが保たれより長く愛用することができます。革靴を中心に、日常で取り入れられる基本的なケア方法についてご紹介します。
定期的なお手入れ方法

ほこりや汚れは、馬毛や豚毛のブラシでやさしく払い落とします。繊維に詰まった微細な汚れも丁寧に取り除きましょう。乾拭きも有効です。

革専用のクリームやワックスで栄養補給を。柔らかい布で円を描くように塗り込み、ブラシでやさしく磨くことで、自然な光沢が蘇ります。

雨や雪で濡れた場合は、新聞紙などを詰めて形を整え、陰干ししてください。乾燥を目的とした直射日光やドライヤーの熱風は、革を硬化させる原因となりますので避けてください。
起毛革に関して
スエードやヌバックなどの起毛革は、柔らかな風合いと上品な質感が特徴の繊細な素材です。水や摩擦に弱いため、以下の点にご注意ください。


- 濡れた場合はすぐに乾いた布で水気を取り、形を整えて陰干ししてください。ドライヤーの使用は避けてください。
大切な靴を長く履くために
ローテーションを心がけてください
同じ靴を毎日履き続けると、底材やアッパーに負担がかかり劣化が早まります。翌日は別の靴を履くなど、湿気を逃がすための乾燥時間を確保してください。
シューツリー(靴型)の使用
使用後はシューツリーを入れて形を整えることで、シワの定着や型崩れを防ぎます。内部の湿気を吸収する役割もあります。
着脱の際は靴べらをご使用ください
踵を踏んで履くと、型崩れやホールド感の低下につながります。必ず靴べらを使い、つま先を奥まで入れてから踵を納めてください。
着用時にはフィット感の調整を
靴ひもやベルトは足に合わせて締め、ゆるんだまま履かないようご注意ください。怪我や型崩れ、フィット感の低下につながります。
保管の際は風通しの良い場所へ
靴箱の中ではなく、通気性のあるシューラックなどでの保管をおすすめします。湿度の高い季節には除湿剤を併用すると安心です。
革の表面に油分が白く浮き出た場合
寒い時期には、革に含まれるオイルが固まり、表面が白くなることがあります。暖かい室内で保管し、やさしく乾拭きを繰り返すと馴染みます。改善しない場合は、中温のドライヤーを離してあてながら乾拭きしてください。※強く擦るとその箇所のみ表情が変わる恐れがあるため、やさしく撫でるようにお手入れを。
定期的なメンテナンスを
ソールの摩耗やヒールの偏りが見られた場合は、早めに修理を行うことで靴全体の寿命を延ばすことができます。
※ こちらでご紹介しているケア方法は、あくまで基本的な目安です。素材や染色の種類によっては当てはまらない場合もございますので、参考情報としてご活用ください。
その他の革製品について
A&Sの革製品(バッグや小物類)は、用途とデザインに配慮し丁寧な縫製により仕立てられています。革という素材の特性上、日々の扱いや環境によって表情が変化し、味わい深く育っていきます。長くご愛用いただくために、基本的なお手入れ方法をご案内します。
定期的なお手入れ方法

やわらかい布で乾拭きし、表面のホコリや汚れを取り除いてください。

乾燥が気になる場合は、革専用のクリームを薄く塗布してください。自然な艶と柔軟性を保つ効果があります。
起毛革に関して
スエードやヌバックなどの起毛革は、柔らかな風合いと上品な質感が特徴の繊細な素材です。水や摩擦に弱いため、以下の点にご注意ください。
- 濡れた場合はすぐに乾いた布で水気を取り、形を整えて陰干ししてください。ドライヤーの使用は避けてください。
- 毛並みを整えるため、起毛革専用のブラシでやさしくブラッシングしてください。
ご使用・保管にあたっての注意点
湿気・直射日光を避けて保管してください
高温多湿や直射日光の下での保管は、革の劣化、特に変形や色あせの原因となります。風通しのよい涼しい場所での保管をおすすめします。
水濡れにご注意ください
水に濡れた際は、こすらずに乾いた布で軽く押さえて水気を取り、形を整えてから陰干ししてください。乾燥を目的とした直射日光やドライヤーの熱風は、革を硬化させる原因となりますので避けてください。
革の表面に油分が白く浮き出た場合
寒い時期には、革に含まれるオイルが固まり、表面が白くなることがあります。暖かい室内で保管し、やさしく乾拭きを繰り返すと馴染みます。改善しない場合は、中温のドライヤーを離してあてながら乾拭きしてください。※強く擦るとその箇所のみ表情が変わる恐れがあるため、やさしく撫でるようにお手入れを。
色移りについて
天然染料を使用しているアイテムは、淡色の衣類などへの色移りにご注意ください。特に水濡れ時や湿度の高い季節、摩擦が生じやすいシーンではご配慮をお願いいたします。
長期間使用しない場合
中に紙などを詰めて形を保ち、不織布に包んで保管することで、型崩れやホコリの付着を防げます。また、長期間しまい込んでしまうとカビが発生する恐れがあります。風通しの良い場所で保管し、定期的に換気を行うことをおすすめします。
※ こちらでご紹介しているケア方法は、あくまで基本的な目安です。素材や染色の種類によっては当てはまらない場合もございますので、参考情報としてご活用ください。