本展示の主題となる〈灯〉は、作家が5年以上の歳月をかけて構想を温めてきた題材で、機能を有する“道具”としての出展は今回が初めて。このオイルランプには「誰かの食卓やテーブルを、ちいさな灯ですが、柔らかく照らすことができたら」という気持ちが込められています。新作とあわせて、音にこだわりガラスの質から研究を重ねた新仕様の風鈴や、透明色のガラス作品が集います。ぜひ、お運びください。
PROFILE
ガラス作家。1979年熊本県生まれ。富山ガラス造形研究所を卒業後、2005年より富山県にて制作をはじめる。現在は岐阜県に工房を構え、個展を中心に作品を発表。HIN アーツ&サイエンスとアーツ&サイエンス福岡に配されたロンデルガラスの製作を手がけた。