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矢沢光広 〈輪花〉

3月22日(金)より、HIN / Arts & Scienceにて漆作家・矢沢光広の〈輪花〉シリーズをご紹介します。手刳りで成形し丁寧に磨き仕上げられた、機械では表現できない複雑さを持つ作品群です。

このシリーズは、古い中国の輪花の漆器を目にした作家が、その佇まいに感動したことから生まれた作品です。輪花は古くからあるモチーフですが、このかたちを愛する作家がつくりためてきたこのシリーズを揃えてご紹介いたします。これまでお見せしてきた作品とは異なる華やかな作品群です。
 

花の便りが聞かれるこの時期、この輪花シリーズと共に日本の様々な工芸品もご紹介しております。ぜひ、お立ち寄りください。

PROFILE

漆器作家。1946年神奈川県生まれ。1966年武蔵野美術大学を中退後、2年間彫刻家の下で木彫の技術を学ぶ。鎌倉彫を制作していた父の工房で漆の技術を学び、独立後は、使い込むにつれ味わいや美しさが深まる器を目指し、枠にとらわれない豊かな表現方法による制作を行う。国内各地で個展を開催。