YALI Glass “SOFT SUMMER LIGHT”
イタリアの東北部ヴェネチア本島の北に位置するムラーノ島で、この島ならではの伝統技術を日常のクラフトへ落とし込み、現在に伝えるブランド「YALI Glass」。この度、ARTS&SCIENCEでは2回目となる展覧会を、6月11日からOVER THE COUNTER、6月25日からHIN / Arts & Scienceで開催します。
ヴェネチアの夏。日常の風景の中で見られる、様々な時間帯の柔らかな光をイメージソースに、イエロー、グリーン、ブルー、ピンクなどを淡い色調で表現した作品群です。本展では、グラス、スプーン、プレート、花器、キャンドルホルダーなど、日々の暮らしを彩る品々が揃います。
The Artist & Works
YALI Glassのディレクター マリーローズ・カハネは劇場のコスチュームデザイナーとして活動後、ガラスの世界へ飛び込んだ異色の経歴の持ち主です。幼少期の頃から興味があったムラーノガラスのコレクションを家族や友人のために作りはじめたのをきっかけに、ヴェネチアへ移住。自身の取り巻く環境からインスピレーションを受け、日常の中で生きるものづくりを目指す彼女のデザインは、控えめでシンプルでありながらもエレガントさが感じられます。そのデザインをかたちにしているのが、ムラーノ島の吹きガラス職人たち。モダンなデザインを昔からの伝統的な手法で仕上げているのです。
From Marie-Rose Kahane
「四季折々のなかでガラスが使われる場面を思い浮かべ、その季節に寄り添ったコンセプトを作品に反映させるようにしています。この展覧会のために作った品々は、夏の柔らかい日差しを受けた時に、どのようなものであれば引き立つかを考え生まれました。透明感や造形美だけではなく、手にしたときの軽さ、唇にふれたときの感触、実際に使う人々の五感にどのように作用するかを考え、創意工夫を重ねました。
自然はいつも私の感性に影響を与えてくれるのですが、冬の冷たい空気が暖かくなる時期をひときわ特別に感じるのです。うららかな季節の訪れを喜び、冷たい飲み物や料理を仲間と共に楽しむひとときに、今回のコレクションをぜひ。」
INFORMATION
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- TITLE
- YALI Glass “SOFT SUMMER LIGHT”
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- TOKYO
- OVER THE COUNTER
2021年6月11日（金） – 6月20日（日）/ 12:00〜19:00
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- KYOTO
- HIN / Arts & Science, Nijodori Kyoto
2021年6月25日（金） – 7月4日（日）/ 12:00〜19:00
火曜定休
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- PROFILE
- オーナー兼デザイナーであるマリー ローズ カハネは、エルサレムの大学で芸術史と心理学を専攻した後、劇場の衣装デザイナーとして活躍。2009年にヴェネツィアへ移住し、「Simplicity（質素・簡素・飾り気のなさ）」をコンセプトに、ムラーノガラスを用いたコレクションを展開。ムラーノ島の職人達の伝統技術と、女性らしい繊細さが融合したプロダクトを製作している。
https://www.yaliglass.com
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- Item photography: Enrico Fiorese
Cityscape photography: Felicity Menadue
- Item photography: Enrico Fiorese
