Makers
各店で取り扱いのあるセレクトブランドや、
作家物などの作り手をご紹介。
* シーズンにより展開がない場合もございます。
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1910年創業。ドイツのカトラリーメーカー。一枚のステンレス板から鍛造し、研磨、仕上げまでの全ての工程を手作業で行っている。柄には、オリーブやエボニーなどの木材を使用。一点一点異なる木目の表情も、使い込む程に味わい深さが増していく。ベーシックなデザインと確かなクオリティは、何代にも渡り使い続けたくなる、品質と伝統が感じられる逸品。
Craft & Artisan
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竹工作家。長野県木曽郡にある材木産業が盛んな上松町に工房を構え、山での竹伐りからヒゴ作り、草木による染めなども含めすべて自身で行う。道具として使えるものを、さらに美術的に高めていきたいという思いのもと、じっくりと材と向き合い、網代編みや鎧挿しといった伝統的かつ高度な技法を用いて制作活動を行なっている。2019年よりA&Sで取り扱いを開始。内布にA&Sの生地を用いた籠のバッグも。
Craft & Artisan
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陶芸家。1959 年生まれ。ソウル国立大学修士課程を修了。韓国現代白磁の第一人者として、チュンナン大学芸術学部の教授を務める。アンソンにアトリエ兼自宅を構え、畑を耕し、鶏を飼う、ほぼ自給自足の生活を営む。日々の生活の中で、使い手が楽しむことをコンセプトに、李朝白磁の手法を基盤とし、シンプルな白磁の器を手掛けている。料理を楽しむ心が強く反映される彼の器は、使うごとに魅力が増していく。A&Sでは2012年より取り扱いを開始。
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ブラシ職人石川和男が理想の洋服ブラシを求め、素材から製法に至るまで、徹底的に研究し、誕生させた洋服ブラシと靴ブラシを扱うメーカー。柔らかな感触と腰の強さを兼ね備える馬の「尾脇毛」を使用したブラシは、そのクオリティと生地に与える効果から、究極のブラシと評される。デパートやメンズラインを中心としたハイブランドのショップでも展開されている。
Official
Craft & Artisan
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大学の建築学科で同級生であった、一級建築士の吉田隆人と家具職人の山中清雄が主宰する設計室と家具工房が一体となったユニット。2014年に京都にて設立。吉田はレミングハウスに勤務し中村好文に師事。ikken設立の前年に、京都の家具職人の大西仁に出会い多くの仕事を共にする。主に家具のデザインは吉田が担い、キッチンなどの造作家具の製作を山中が、椅子やテーブルなどの置き家具を大西が製作を担当する。ikken・吉田がA&Sのために考案し、話し合いながら製作された家具も。
Craft & Artisan
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1971年生まれ。大阪芸術大学卒業後、京都にて山田光氏に指示。滋賀・信楽にて各国の若手作家と競作の後、郷里である福岡・秋月へ戻り、父である橘日答東士氏と共に作陶。2006年神奈川県三浦市三浦に開窯。2012年岡山県岡山市に移住。
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木工作家、井藤昌志による工芸ブランド。「木」という素材と向き合い、妥協のないものづくりを通して、世紀を超えて長く愛される製品を追求している。長野県松本市に工房を構え、衣食住のものを集めたカフェ・ショップ・ギャラリーの「ラボラトリオ」も運営している。
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種子島で37代にわたり伝承されてきた鍛治の技術を習得し、受け継いだ職人・梅木昌二によって種子鋏や種子包丁の生産を行う。古くより良質の砂鉄が取れる種子島には鍛工技術の優れた職人が多く住んでいたが、現在では伝統的なつけ鋼製法(鍛接)で1本1本手作りの鋏を製作するのは梅木本種子鋏製作所のみとなっている。
Craft & Artisan
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1967年にワシントン大学を卒業後、木工家としてのキャリアをスタートさせ現在に至る。素材として使用する、バーズアイメープルやアメリカンチェリーは主に北米産の貴重な厳選された木材のみを使用し、その木目を生かした流れるような美しいフォルムの作品は、アメリカ、ウィスコンシンの自然に囲まれた彼の工房で1点1点、丁寧にハンドメイドで製作されている。
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1965年ドイツ・ミュンへン出身。高校卒業後家具職人となる。その後独学でウッドターニングを学び、後にドイツのヒルデスハイムデザイン専門学校に入学しマイスターを修得。様々な理由で倒木となった木をあえて素材に用い、形成し、乾燥が進んだ時に生まれるシェイプの変化を生かす作風は、素材への深い知識と理解、熟練した技術があればこそ。ヴィクトリア&アルバート博物館、ダナー財団などに作品が収蔵されている。2010年よりA&Sで取り扱いを開始。2017年に〈ロエベ クラフト プライズ〉受賞。数年に一度A&Sで企画展を開催している。
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小代正と小代美穂が、角物師である寒竹唯善に角物を学び、2008年にスタート。日本一の真竹の生産量を誇り、良質な竹が採れる大分県で活動をしている。角物とは四角形で、胴、蓋、手と別々に組む方法で、火曲げという特殊技法を用いて作られたもの。角物以外にも、真竹を使った暮らしの道具も製作。実店舗は持っておらず、展示会などを中心に販売している。
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1875年創業。日本最古の歴史を持つ京都にある茶筒の老舗店。一貫した手作業で、初代からの手法を守り続ける。鑵本来の渋い美しさがたのしめる茶筒は時を経るごとに美しさが増す。また開化堂の茶筒の特徴である自ずと蓋が閉まっていく精密さは、手仕事ならでは。
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Craft & Artisan
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金工師。1982年熊本生まれ。2005年長谷川竹次郎に師事し、茶道具をはじめとする金工の仕事を学ぶ。2008年に独立。繊細な細工が施された作品からは、手仕事の丁寧さと凛とした強さが感じられる。純銀や真鍮を素材に用いた器やカトラリー、オブジェなど、様々な国の古いものからインスピレーションを得て制作を行っている。
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嘉戸浩。Academy of Art University San Francisco グラフィックデザイン科卒業。卒業後ニューヨークへ渡り、フリーランスデザイナーとして活動。帰国後、唐紙の老舗工房に入る。2009年独立、同年9月ショップ兼工房「かみ添」を京都・西陣にオープン。依頼主のリクエストや用途に合わせて、余白や文様の再現性などを編集し唐紙に仕上げている。
Craft & Artisan
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1978年に前身となる地域密着型の町工場・木多溶接工業が創業。2009年にKITAWORKSに改名し、熔接の技術を生かし、鉄・ステンレス・銅・真鍮など金属を取り入れた家具の製作に取り組む。空間に合わせたテーブルやチェスト、テーブルの高さに合わせて作る椅子など、等身大の心地良い暮らしの中で必要とされる家具を製作している。店舗の家具(什器)等のデザイン・製作も行う。
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1979年熊本県生まれ。富山ガラス造形研究所卒業。2005年より制作を始め個展を中心に作品を発表。現在は岐阜県に工房を構える。HINアーツ&サイエンス二条通京都、アーツ&サイエンス福岡に配されたロンデルガラスの制作を手掛けている。
Craft & Artisan
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さかいあつし。木工作家。1969年愛知県生まれ。大学を卒業後、会社勤めをするも、ものづくりへの想いが高まり1994年に小木工品の製作を開始。2006年に東京都国立市に「匙屋」をオープンし、現在は岡山県牛窓を活動拠点に。2018年からは瀟木子(ショウボクシ)として新たな試みを行っている。手作業で生まれる木製の匙は、自然の造形を感じつつも実用性を備え、多くのファンを持つ。2018年よりA&Sで取り扱いを開始。
Craft & Artisan
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シズ オキノとカレン オキノ ブッツバッハ親子が、カリフォルニアを拠点に設立したブランド。日本古来から伝わる籠編みの技法を用い、石に飾り結びを施した作品を製作している。彼女たち自身でデザインから製作まで一貫して行っており、静寂と安らぎが感じられるアイテムを生み出している。
Official
Craft & Artisan
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炭焼き職人、竹細工作家。1978年、高知県生まれ。2001年に地元高知県の旧鏡村に炭窯を構え、炭焼きの傍ら竹を用いた日用品の制作を始める。素朴で温かみのある竹細工は、全て炭窯で燻されているので、独特な色味に仕上がっている。しなやかで強く、奥深い竹の魅力を再発見したいと、日々ものづくりに勤しむ。
Craft & Artisan
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ガラス工房。確かな技術と細やかな感覚で、デザインから製作まで全ての行程を一貫して行っている。器、或はガラスとして思い描いた、あらゆるディテールを仕上げるために、あえて工房製作というスタンスで物づくりをしている。至ってシンプルで、物の形や機能、素材感を素直に表した器を展開している。
Craft & Artisan
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1967年生まれ。イギリス人陶芸作家。ロイヤルカレッジオブアーツの陶芸修士課程を終了。ロンドン郊外にワークショップと窯を持ち、制作活動を行う。主な代表作には、釉薬に塩を用いたソルトグレーズ手法を使ったマグカップやジャグなど。
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木漆工芸作家。1982年大阪府和泉市生まれ。大学時代に恩師が携わっていた李朝木工の仕事がきっかけで、工芸に触れる。卒業後、木工芸家・藤嵜一正氏に師事。2012年に塗師・赤木明登氏に師事し、2019年に独立。様々な師や古物から学び、木地から漆塗りまでを自身で一貫して手がけることで生まれる、独自の魅力を備えた作品を製作している。
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京都・岩倉にアトリエを構え、履物のデザイン・製造・販売に至る全てを担い、オーダーメイドの対応や購入後の調整・修理などのアフターケアに至るまで、きめ細かなサービスを提供。全行程が手仕事によって生み出される。履物=和装という固定概念を取り払い、履物という言葉や意味をフラットに捉えている。店主・関塚真司氏は約10年、京都の履物店で修行し、2020年4月に自身のアトリエ兼ギャラリーを京都・岩倉にオープンする。
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1947年、イタリアのマケーリオで創業。第二次世界大戦後、陰鬱な社会を明るくするため、エンリコ デ カルリーニが家族とともに、手吹きガラスのクリスマスオーナメント工房を立ち上げる。毎年ユーモア溢れるモチーフが豊富に揃うコレクションは、現在も創業当時と変わらぬ製法で、職人たちの手作業により一つずつ仕上げられている。
Craft & Artisan
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書家、画家、陶芸家。1966年茨城県取手市に生まれる。学習院大学を中退後、独学で書、絵画の制作を開始。1993年千葉県大多喜の山中に工房を構え、薪窯を自身で築き、本格的な陶芸活動を開始。漢籍、仏書、日本古典を糧にした作品は、独自の感性でユニークに表現される。十数匹の家畜と共に半自給自足の生活を営みながら、様々なギャラリーで個展を開催。
Craft & Artisan
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ガラス作家、美術家。1964年石川県に生まれる。カリフォルニア美術大学卒業後、金沢卯辰山工芸工房ガラス工房専門員を勤め、1999年にガラス工房「factory zoomer」を設立。ガラス器の新しいスタンダードを目指し、制作に従事している。2005年には「factory zoomer/shop」をオープン。2010年に生活工芸プロジェクトのチーフディレクターを務めるなど、既成のジャンルにこだわらず、独自のスタイルで活動する。
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1919年に初代陶哉により洛東清水音羽山麓にて創窯。1936年に東京銀座本店、2000年に京都清水売舗をオープン。伝統的な京焼きを基に、京都の雅と東京の粋を取り入れた創作を続けている。日本文化を活かした四季折々の移り変わりを楽しむ形や模様は、熟練の職人の知識と技術によって意匠されている。
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イラストレーター兼テキスタイルデザイナー。スコットランド出身。CSMにてテキスタイルデザインを学び、雑誌を中心にスタイリストとして活躍。その後スコットランドに戻り、自身の子供たちの為にフェルトワークを始める。世界に一つしかない、リアルかつ温かみのある作品はすぐに評判を得て、ギャラリーや著名人から注目を集める。
Craft & Artisan
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金工家。1981年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学インテリアデザイン専攻を卒業後、愛知県常滑市に3年間住み、ものづくりと出会う。2008年、東京へ戻りデザイン事務所勤務の傍ら、金工を始める。2012年より奈良へ移住し、本格的に制作を開始する。一枚の金属板を火にかけ、叩き、打ち出しながら形成されるかたちは、道具に留まらぬ佇まいの美しさが感じられ、使い込むほどに魅力が増していく。
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代々仏師を業としてきた博古堂当主である後藤家。明治維新の頃、時代の流れとともに鎌倉彫りへ移行し、その藝術性の高さから、パリ万博を始めとする各国の博覧会で賞を受賞。文化人、著名人からも評され、明治の初期に現在の鶴岡八幡宮前に店を構える。仏師を始めとする先祖からの伝統的な技とかたちを受け継ぎ、現代にも沿う、博古堂の「かたち」を作り続けている。
Official
Craft & Artisan
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ガラス作家。日本の富山県に工房「流動研究所」を構え、アート作品から普段使いのものまで幅広く制作。「使うことにより、その作品の美しさが完成するものをつくりたい」というコンセプトのもと、繊細な佇まいでありながら、あたたかく、実用性にも優れた作品を作り出している。様々なシーンに自然と馴染むガラス作品は、色の調和を楽しめる薄い中間色が印象的。
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Craft & Artisan
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硝子造形家。1989年宮城県生まれ。18歳の時に秋田公立美術工芸短期大学で初めてガラス制作に触れ、伸びやかなガラスの変化に魅了される。2012年に富山ガラス造形研究所造形科を卒業。現在は、秋田市新屋ガラス工房に所属し、作品制作の全工程をひとりで手掛けている。手仕事だからこそ生まれる個性や違いを大切にしたものづくりを行う。代表作にファセットカットの香水瓶、他に酒器やオブジェなどがある。
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イギリス、ノースデボンにある雄大でなだらかな丘の上に工房を構える。ローカルなエリアから広くは国内まで、一期一会の出会いを大切にしながら木の表情を生かした一点ものの家具やオブジェの製作を手作業で行う。
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木工作家。1952年福井市生まれ。1981年長野県松本市に工房PERSONA STUDIOを設立。陶磁器のような普段使いの木の器を作り、それまで家具中心だった木工に、新たな分野を開く。実用の器だけではなく、積み木や薬缶など生活風景をモチーフにした親密性の高い絵画や立体作品も制作。2011年 松本市内にギャラリー「10cm」を開店。
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1962年兵庫県生まれ。1980年京都府立陶工職業訓練校専攻科卒。京都精華大学美術学部でも学び、卒業後、兵庫県養父市にて本格的に陶工をはじめる。2004年に兵庫県北部の朝来市に移住。緑豊かな里山で穴窯を築き、幅広い技法を用いて独自の世界観を表した制作活動を行う。懐石料理に携わっていた経験から、料理を引き立てる深い表情の器を手がけると定評がある。
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漆器作家。1946年神奈川県生まれ。1966年武蔵野美術大学を中退後、2年間彫刻家の下で木彫の技術を学ぶ。鎌倉彫を制作していた父の工房で漆の技術を学び、独立後は、使い込むにつれ味わいや美しさが深まる器を目指し、枠にとらわれない豊かな表現方法による制作を行う。国内各地で個展を開催。
Craft & Artisan
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1959年岡山生まれ。大学卒業後、スキ−の世界から一転して木工の世界へ。長野で木工を学び、木曽に工房を開く。その後故郷である岡山の小さな湾に面した工房に移り、木や漆の作品を製作。2006年には「シェーカー様式に学ぶ」と題した企画展を主催、2013年からは「牛窓クラフト散歩」ディレクターを務め、幅広く活動している。
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オーナー兼デザイナーであるマリー ローズ カハネは、エルサレムの大学で芸術史と心理学を専攻した後、劇場の衣装デザイナーとして活躍。2009年にヴェネツィアへ移住し、「Simplicity(質素・簡素・飾り気のなさ)」をコンセプトに、ムラーノガラスを用いたコレクションを展開。ムラーノ島の職人達の伝統技術と、女性らしい繊細さが融合したプロダクトを製作している。
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1976年福島県生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、株式会社カッシーナ・イクスシーにて勤務。在職中に一年間の育児休暇を取得と同時に渡仏。2012年に同社を退社し、岐阜県立森林文化アカデミーにて木工技術の基礎と日本の森林文化を学ぶ。現在は東京で制作活動を行なっている。