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山本美文 「飾らない暮らし、美しい台所用品」

絵画的な佇まいやマチエールによる独特の魅力と、道具としての実用的な機能を併せ持った作品を制作する木工作家・山本美文。A&Sでは初となる企画展を、6月10日より京都・HIN / Arts & Scienceにて開催します。

Event details

台所用品をテーマにカッティングボードやカトラリー、トレイ、キャリーボックスなど、日々の暮らしが楽しくなるような品々をご覧いただきます。

加えて、A&Sオーナーであるソニア パークが選んだ古物に、山本美文が銘木による蓋をあしらった新たな作品群「銘木塩壺」も展示します。6月10日、11日の作家在店日には、お客さまがお持ちの蓋が欠けてしまった器物に合わせて蓋を制作する「銘木蓋オーダー会」も開催。
日常で使える様々な作品や作家とA&Sのコラボレーションによる試みをご紹介する企画展です。みなさまのご来店をお待ちしております。

銘木蓋オーダー会について

  • 銘木蓋オーダー会はメールでの事前予約制
  • 銘木のストック量が限られているため、お一人様1点まで
  • 形状は、最大直径15㎝までの円形の蓋のみ
  • 素材は陶磁器、木製品、ガラスの3種とし、台所用品用に限定
  • 高価な美術品や他作家の器は不可
  • 参考価格:10,000〜15,000円程度 (大きさや材質によって異なります)

MESSAGE

“シェーカー様式の家具や木の生活用具を習作する機会があり、その過程において簡素なデザインや秀逸な使い勝手について学ぶことができました。暮らしに必要な生活用品を上手に使いこなすシェーカー教徒の飾らない暮らしぶりにも注目しています。
「飾らない暮らし」
「飾らない人柄」
等身大の自分を守ることや生活に基づいたものづくりの必然性についても考慮しながら、使うほどに愛着の湧く台所用品を製作してみました。

そもそも 美しいものの形があるわけではなく
それを美しいと感じる人の心に美は宿るもの
時を結び
美を伝承する鍵は
いつだって
君の心の中に置かれている”

 

― 山本美文

PROFILE

1959年岡山生まれ。大学卒業後、スキ−の世界から一転して木工の世界へ。長野で木工を学び、木曽に工房を開く。その後故郷である岡山の小さな湾に面した工房に移り、木や漆の作品を製作。2006年には「シェーカー様式に学ぶ」と題した企画展を主催。2013年からは「牛窓クラフト散歩」ディレクターを務めるなど、幅広く活動している。A&Sでは2020年より取り扱いを開始。

EVENT DETAILS

TITLE

山本美文 「飾らない暮らし、美しい台所用品」

DATE

2022年6月10日(金) — 6月19日(日)/ 11:00 – 19:00
作家在店日:6月10日(金)、11日(土)
火曜定休