A&Sの物づくりの根幹とも言えるオリジナルの生地は、毎シーズンのイメージに沿ってつくられています。今回の受注会は、A&Sがストックしているアーカイブの生地から、履物関づか・店主が直々に選んだ14種類をはじめとした多種多様な花緒をご紹介します。花緒は表地が生地、足と密着する裏面はスウェードを用いることで履物としての強度が保たれます。そして、土台には「コードバン」や「籐」などの6種類を、サイズはメンズサイズ、レディースサイズをご用意して受注を承ります。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
〈履物関づかについて〉
京都・岩倉にアトリエを構え、履物のデザイン・製造・販売に至る全てを担い、オーダーメイドの対応や購入後の調整・修理などのアフターケアに至るまで、きめ細かなサービスを提供しています。どんなお客様が、どんな服装で、どんなシーンで使用するのか。関づかの履物作りの要は想像力です。全行程が手仕事によって生み出される履物は、色やバランスなど独自の選択眼から成り立ちます。足入れから歩行までのイメージに重きをおきながら、履き心地を追求したものづくりをしています。履物=和装という固定概念を取り払い、履物という言葉や意味をフラットに捉えているのも特徴です。
PROFILE
関塚真司
約10年程京都の履物店で修行。2020年4月に自身のアトリエ兼ギャラリーを京都・岩倉にオープンする。