カットガラスや宙吹きによる技術で端正な作品を手がける東穂高。「光彩」と名付けられた本展では、艶やかな色を封じ込めたオーガニックシェイプの香水瓶を中心に、大振りのジュエリーカットを施した〈prism〉も。さらに新作のボトルも交えて、今年4月にオープンしたばかりのA&S姉小路京都の空間でご覧いただきます。秋の深まりとともに美しい季節を迎える京都へ、ぜひお運びください。
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PROFILE
硝子造形家。1989年宮城県生まれ。18歳の時に秋田公立美術工芸短期大学で初めてガラス制作に触れ、伸びやかなガラスの変化に魅了される。2012年に富山ガラス造形研究所造形科を卒業。現在は、秋田市新屋ガラス工房に所属し、作品制作の全工程をひとりで手掛けている。手仕事だからこそ生まれる個性や違いを大切にしたものづくりを行う。代表作にファセットカットの香水瓶、他に酒器やオブジェなどがある。