A&S福岡では最新コレクションとなるCollection 011 / AW2022 “Vertical Concept”を、東京・White Boxではamachi. × Elise Gettliffeによるインスタレーションをそれぞれ行い、その世界観を存分に堪能いただきます。そして、&SHOP京都ではポップアップ形式で様々なアイテムを幅広くご紹介する予定です。
本企画は、それぞれのショップで異なるアプローチを行うA&Sならではの試みであると共に、デザイナー吉本天地によるクリエーションと、今回初披露となるamachi. × Elise Gettliffeによるオブジェや器を交えた取り組みを皆さまにご覧いただきます。
Collection 011 “Vertical Concept”
PROFILE
amachi.
デザイナーである吉本天地は、北カリフォルニアの山奥、エルクバレーに生まれ、ミュージシャンの両親のもと、当時全盛だったヒッピーカルチャーの中、電気も水道も無い自然の中で全てを手作りする環境で幼少期を過ごす。その後日本へ移住し、高校卒業後独学で服作りをスタート。国内外のブランドやパターンオフィス等で経験を積んだのち、2017年長野県の山麓にアトリエを構え、メンズウェアブランドamachi.を創設。
amachi. × Elise Gettliffe
2020年よりコラボレーションがスタートし、amachi.のコレクションの中でも欠かせない存在となっているフランスの陶芸家、Elise Gettliffeによる陶磁器の表現。Collection011 “Vertical Concept”でも彼女の手による象徴的なモチーフやボタンが様々なピースに使用されています。今回のイベントでは、amachi.とElise Gettliffe両者の表現の交わりをさらに深める試みとしてスタートした二つのプロジェクトをご紹介します。
一つ目はamachi.がEliseへ向けてデザインした、陶芸家のためのワークウェアでPotter Jacket、Potter Apron、Potter Pantsの3種類を制作*しました。これらは陶芸家の動きに対して機能性をデザインしていくと同時に、Eliseの作品や、パーソナリティからインスパイアされてデザインされたものです。今回ご紹介するアイテムは、全て純天然染色による製品染めで展開されます。カラーはamachi.とElise 両者が交流のある、オーストラリアの染色研究家Narelle Dore のレシピによるものです。
二つ目はEliseがamachi.のために制作した陶器のシリーズです。amachi.のコレクション作りの起点として存在する、自然物の採集・観察。常にテクスチャーやデザインのヒントになる自然物がアトリエに並ぶ環境に対し、Eliseはそれらを美しく飾り、保管するための陶器のボックスを作りました。また、日本国内では初めてのご紹介となる、Eliseのテーブルウェアコレクションも合わせて展開される予定です。
*amachi.がEliseへ向けてデザインしたワークウェア3種類は受注生産でのご紹介予定です。
PROFILE
Elise Gettliffe
フランス、アルトキルシュを拠点に活動する陶芸家。ファッションデザイナーとして活動をした後、日本で陶芸を学んだ経験を持ち、伝統的な陶芸要素と彼女自身のクリエイティビティを融合した機能的な作品を製作している。土の質感と個性を理解し、身体に衣服を纏わせるように土を重ねてフォルムを作ることで、作品それぞれのかたちと機能の調和を追求する彼女の姿勢は、独自のキャリアから形成される多角的視点を感じさせ、他にない魅力を備えた作品を生み出している。