今回、発表される新作は「トーン差のある木材独自の色による組み合わせ」がコンセプトに。いずれの作品にも、ダークカラーのイングリッシュブラウンオーク(楢の木)やウォールナットオーク(胡桃の木)を座面や天板に、ライトカラーのイングリッシュオークが脚に用いられています。一部の木材は、樹齢数百年といった希少なものも含まれており、それぞれの木目の構造やその表情を最大限生かしながら制作されました。
そして、テーブルなどの大型家具は日本の住居環境が考慮されています。ダイニングテーブルの脚は内側に入る角度で設計されるなど、サイズを含め、限りあるスペースに適するように設置面積が極力小さくなるようにデザインされています。
本企画は、約2年ぶりの大々的な展示となり、Bobby Millsも来日を予定しています。彼ならではの木材への想いや制作についてなど、直に話が聞ける貴重な機会です。ぜひ、お好みの品を見つけにいらしてください。
- ダイニングテーブル L190 W100-87 H73cm/ブラウンオーク
- サイドテーブル L40 W35 H50cm/ブラウンオーク
- ベンチ L180 W48-40 H43cm/ウォルナット
- スツール H52cm/ウォルナット
- 他
PROFILE
木工作家兼写真家。イギリスのノースデボンに工房をかまえ、手作業で一点物の家具やオブジェを単独で製作している。独学で木の扱いや製作を学び、デンマーク出身の母親を持つことからスカンジナビアのデザインの影響を受けている。UCA芸術大学にて写真部門の優等学位を取得しており、手がける木工作品はすべて自身で撮影している。2021年よりA&Sで取り扱いを開始。