Ernst Gamperl "3rd Exhibition" | Photo Report
現在、AT THE CORNERと&SHOP Kyotoで同時開催中のErnst Gamperl “3rd Exhibition”の様子を、AT THE CORNERでの会場風景写真と一緒にご紹介します。
現在、AT THE CORNERと&SHOP Kyotoで同時開催中のErnst Gamperl “3rd Exhibition”の様子を、AT THE CORNERでの会場風景写真と一緒にご紹介します。
手に入れた倒木をじっくりと観察し、状態を仔細にわたり把握する。ガンペールのものづくりはここからはじまります。虫食いによる穴や様々な要因で生まれた亀裂を木材の個性として捉え、木と対話しながら作品のフォルムに投影していきます。
樹齢180年の大樹からその大きな年輪を分かちあった2体は、今展示でひときわ異彩を放つ作品。
全ての作品には乾いていない生木が用いられ、ろくろをかけ大まかなフォルムを作り、乾燥させることで窪みや凹みなど木材そのものが持つディティールが少しずつ現れます。これらを活かし際立たせながら、最終的な作品の形状へ作り上げていきます。1年間で創作される作品は60〜70点ほど。
作者のサイン、作品番号、制作年、樹齢が全ての作品の底面に刻まれている。
高さ57〜83㎝までの細長い作品は形成に3、4日を要する。チェリーや楢材を使用し口先には割れを防ぐためにベニヤがはめ込まれている。
メープル材の作品は絹のような光沢感を放ち柔らかなターニングのフォルム。木材の割れを繋ぎとめる「契り」の技法による強い存在感。樹齢250年。
乾燥前にプレスして形成された少し内向きの容器の口をのぞき込むと、色の移り変わりを見せる年輪の表情がみえる。幅40cm程のタモ材の作品。
舟形のシルエットは乾燥後の木の縮図を熟知した末に表現されたもの。樹齢120年のオーク材を使用。
木の声に耳を傾け、自然との繋がりを感じながら創作活動を行うガンペールの作品の数々が日本に集約する貴重な機会です。会期は東京、京都共に11月11日(日)まで。ぜひお運びください。
INFORMATION
- TITLE
- Ernst Gamperl “3rd Exhibition”
- TOKYO
- 2018.10.26 (Fri.) – .11.11 (Sun.) / 12:00 – 20:00
AT THE CORNER
- KYOTO
- 2018.10.26 (Fri.) – .11.11 (Sun.) / 11:00 – 19:00
&SHOP Kyoto
- ※ 展示販売により作品点数は日々変動いたします。掲載写真と異なる場合がございますので予めご了承ください。詳細は店舗もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。