AT THE CORNER “LITMUS” | Photo Report

現在、AT THE CORNERとHIN / Arts & Science, Nijodori Kyotoで同時開催中の<LITMUS展>の様子を、AT THE CORNERでの会場風景写真と一緒にご紹介します。

現在、AT THE CORNERとHIN / Arts & Science, Nijodori Kyotoで同時開催中の<LITMUS展>の様子を、AT THE CORNERでの会場風景写真と一緒にご紹介します。

LITMUSは、松井裕二氏と吉川和夫氏によって2000年に立ち上げられた藍染め工房。彼らが行う「灰汁醗酵建て(あくはっこうだて)」は、藍の葉から作られる「すくも」という染料に、木灰の灰汁(あく)、日本酒や小麦ふすまを加えて発酵させた染め液で染めつける、日本古来の染色技法。化学薬品は使用せずに、天然の原料のみを用いるため人にも環境にも優しい染色方法です。その技法を守りつつも、素材や表現にとらわれない仕事で、日本の藍色を表現しています。

  • 藍液の主な原料。左から「藍の葉」、藍の葉を乾燥させた「蒅(すくも)」、小麦の表皮「ふすま」。

本展では、藍色に染まったA&Sオリジナルのブラウス、ドレス、コートの他に、ポーチやハンカチ、ストールに加え、LITMUSオリジナルのバッグやクッションカバー、Tシャツなど、豊富なラインナップをご用意しています。

染付けの作業は一枚一枚素手の感覚を大切にしながら行うため、手や爪は藍色に染まる。長年の経験と職人のこだわりの証。

会場の天井から吊るされた24色からなる藍のグラデーションは、LITMUSが和紙造形作家・森田千晶さんと作り上げた手漉き藍和紙を用いたインスタレーション。ゆっくりと回転するように揺らぐ動きと、柔らかい和紙の質感が相まった心奪われる作品です。
(※ インスタレーションは、東京・AT THE CORNERのみでの展示となります。)

LITMUS展>は、8月26日(日)まで。ぜひこの機会にお越しください。お待ちしています。

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