amachi. × Kurina Ninomiya — "Into the tree"
A&Sでは2018年秋冬より展開をスタートした〈amachi.〉。昨年もご好評いただいた、amachi. × Kurina Ninomiyaのコラボレーションによるニット企画のインスタレーションを開催します。自然からの観察を起点に制作を行う特有の世界観を、空間の演出と共に表現する本企画。10月16日(金)より&SHOP AOYAMAで開催後、&SHOP KYOTOへと巡回します。
A&Sでは2018年秋冬より展開をスタートした〈amachi.〉。昨年もご好評いただいた、amachi. × Kurina Ninomiyaのコラボレーションによるニット企画のインスタレーションを開催します。自然からの観察を起点に制作を行う特有の世界観を、空間の演出と共に表現する本企画。10月16日(金)より&SHOP AOYAMAで開催後、&SHOP KYOTOへと巡回します。
amachi.の今シーズンのコレクションテーマは “Notion of Forms” 。その深い考察の中から生まれるコレクションの中でも、デザイナー自身が最もプリミティブで有機的な表現になったと評する、ワンバイワンで作られるアートピースのようなスペシャルコラボレーションニット企画 “Into the tree” 。1着あたりの製作期間が数週間という時間を要するため、今回も製作は5着限定、A&S独占販売となります。
あわせて、現代の都市空間が生まれるまでにどのように人々と樹木は関わり、現代の文明を築いてきたのか、というリサーチから生まれたamachi. 2020AWコレクション “Notion of Forms” の商品も取り揃えご紹介します。
amachi. — Collection 007 “Notion of Forms”
Primitive Froms Shirt (¥62,000 +Tax) Wood Stripe Baggy (¥90,000 +Tax)
樹木や木材が身の回りに存在しない環境が成立し得る、人類の歴史の中で見ても特殊と言える現代の都市空間が生まれるまでに、人々はどのように樹木と関わり合いながら現在の文明を築いてきたのか、というリサーチから生まれたコレクション。
人工物の起源とも言えるストーンヘンジなど、最初期の人工物に多く見られる「円形」という形状の概念は、樹木の断面から見出したという研究があるそうです。また、現代の都市に溢れる直線的な形状を組み合わせた構造物の起源は、樹木を割って角材を作ったことから始まっているという説も。
樹木の素材としての側面はもちろんのこと、現在の都市の元となる形状の概念( = Notion of Forms)そのものを樹木から学んできたのではないかという事が、デザイナー吉本天地にとって非常に興味深く感じられ、その過程自体をコンセプトとしたシーズンとなっています。
具体的には、最もプリミティブな樹木の形状や不均一な円形を製作過程や柄に反映したハンドニット “Into the tree” や “Wood cut knit”、樹木の断面をパターンワークで表現する “Primitive forms shirts”などが特徴的なアイテムになっています。その他にも様々な視点からコンセプトが服の構造やファブリックに落とし込まれています。
amachi. × Kurina Ninomiya — “Into the tree”
amachi. × Kurina Ninomiya “Into the tree” (¥380,000 +Tax) amachi. × Kurina Ninomiya “Into the tree” (¥420,000 +Tax)
本コレクションの中で、様々な視点から表現されている樹木の形状。その中でも最もプリミティブで有機的な表現として、樹木を丸ごとまとう様なイメージを構造や編み方、糸使いで具現化したそれぞれ違う5点のニットウェアからなる “Into the tree”。
全体をかぎ針編みという手法で、1点ずつ異なる不均一な円筒構造を継ぎ目なくシームレスに編みあげる事で、パーツごとに型紙に合わせていく量産的手法ではなく、自然物の生成プロセスに近い少しずつ全体が有機的に成長していく様な製作工程がとられています。毛糸は、英国メリノウール、キッドモヘアとシルクの混合糸、オリジナルで紡績された極太のシルク、毛刈りから紡績まで全工程を農場オーナーが手作業で行うポルトガル固有種の無染色ウールといった、様々な素材が複雑に組み込まれ、1点1点が全て異なる表情となった、作品ともいえるニットに仕上がっています。
INFORMATION
- PROFILE
- 二ノ宮久里那/文化服装学院在学中よりニッティングによる立体作品、ドローイング、コラージュを制作。2018年に拠点を東京から富山に移す。近年の主な活動歴として、 国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2020(2020)、Artists in FAS 2018 特別賞受賞に伴う藤沢市アートスペースでのアーティスト・イン・レジデンス(2018)、Artists in FAS 2018入選アーティストによる成果発表展(2018)、TOKYO CANAL LINKS #3(2018)、Ultra Super New Gallery でのBLOSSOM BLAST “What It Means To Be A Woman”(2017)、個展 見えない持ちもの –Invisible Belongings(2016)など。
INFORMATION
- TITLE
- amachi. × Kurina Ninomiya — “Into the tree” Installation
- TOKYO
- 2020年10月16日(金) – 20日(火) / 11:00 – 19:00
※デザイナー在店予定:16日(金)17日(土)
&SHOP AOYAMA
- KYOTO
- 2020年10月23日(金) – 26日(月) / 11:00 – 19:00
※デザイナー在店予定:23日(金)24日(土)
&SHOP KYOTO
- NOTE
- *状況により在廊日の変更や、キャンセルとなる場合もございます。詳しくは開催店舗までお問い合わせください。
- PROFILE
- amachi./デザイナーである吉本天地は、北カリフォルニアの山奥、エルクバレーに生まれ、ミュージシャンの両親のもと、当時全盛だったヒッピーカルチャーの中、電気も水道も無い自然の中で全てを手作りする環境で幼少期を過ごす。その後日本へ移住し、高校卒業後独学で服作りをスタート。国内外のブランドやパターンオフィス等で経験を積んだのち、2017年長野県の山麓にアトリエを構え、メンズウェアブランドamachi.を創設。
- ※ 詳細は各店舗もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。
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