amachi. | Photo Report

メンズウェアブランド<amachi.>の取り扱いを9月14日(金)からスタートした&SHOP AOYAMAでは、A&Sとのコラボレーションアイテムをメインに、同ブランドのオリジナルコレクションを展開中。アイテムの取り扱いにあわせて披露されたインスタレーションの様子を写真でご紹介しながら、amachi.のフィロソフィーやもの作りについて触れていきます。

メンズウェアブランド<amachi.>の取り扱いを9月14日(金)からスタートした&SHOP AOYAMAでは、A&Sとのコラボレーションアイテムをメインに、同ブランドのオリジナルコレクションを展開中。アイテムの取り扱いにあわせて披露されたインスタレーションの様子を写真でご紹介しながら、amachi.のフィロソフィーやもの作りについて触れていきます。

北カリフォルニアの標高1000メートルの山奥エルクバレーに生まれ、ミュージシャンの両親のもと8歳までこの地で育ったというデザイナーの吉本天地。麓の村から離れ、人工物が一切ない深い森の中に家を構え、泉の水をひき、全てを手作りする環境にあったといいます。様々な国籍の家族が住むコミュニティの中で幼少期を過ごし、その後は両親のツアーに付き添いアジアやヨーロッパを巡り、10歳から長野県に定住。現在も長野県の山麓にアトリエを構え製作活動を行っています。

このユニークな生い立ちや、日々の生活での気づきが自身のクリエーションの核となり、シーズン毎にコレクションが構築されています。服のイメージよりもまず先にコンセプトが生まれ、新しいアイディアをテクスチャーとして落とし込みカタチにする。手を動かす作業を繰り返し、最後に服の形にしていくという独自の製作過程を経たものづくりをしています。

18AWのコレクションでは、彼が5歳の頃に身近に経験したという山火事の記憶から“Forest Fire”を、そして19SSでは“森の再生”をテーマに、山火事で荒地となった森が少しずつ再生していく過程を表現しています。

今回のARTS&SCIENCEとのコレボレーションは、すでに完成されているA&Sのアイテムにamachi.のエッセンスを注ぎ込むという新しい試み。A&Sの服をあらゆる角度からじっくり観察し理解するところからはじめ、amachi.のハンドワークをどのように共存させるかに焦点をあて仕上げられています。刺繍で表現された水の流れや循環、都市の中で芽吹く緑、異素材を繋ぎあわせた継ぎ木をイメージした手法など、両者の特性が組み合わされたアイテムになりました。

そして、今回は服だけにとどまらず、空間のコラボレーションも展開。&SHOP AOYAMAの店内にアイテムと共にディスプレイされたのは、流木や大ぶりの枝、苔や石など自然界に存在しamachi.のアイディアソースとなっているもの。両者の感覚が融合された空間の表現となりました。

店頭では引き続きamachi.とのコラボレーションアイテムやコレクションアイテムをご覧いただけます。ぜひお立ち寄りください。

INFORMATION

  • ※ 詳細は各店舗もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。
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