Interview with DIMA LEU POP-UP at &SHOP AOYAMA

9月13日(金)からPOP-UPイベントを開催中の〈DIMA LEU〉。今回初来日となったデザイナーへのインタビューをQ&A形式でお届けします。自身のブランドのこと、A&Sとのコラボレーションで感じたこと、今後の展望などを話してもらいました。ぜひご覧ください。

— 簡単な自己紹介とDIMA LEUの起源について教えてください。

DIMA LEU, Designer

モルドバ生まれ、イタリア育ちの洋服デザイナーです。2013年にベネチア建築大学(IUAV)のファッションデザイン科を卒業しました。アパレル会社で2年間アシスタントデザイナーとコンサルタントを務めた後、2015年から自らのプロジェクトであるスポーツスーツに取り組みはじめました。その頃は、自然の素材とクラシカルな色彩を用いたテーラーリングのコレクションから、色とボリュームの研究とハイブリッドというコンセプトを追求する実験により、新しい活動へ移行する過程にありました。
ファッションへの興味は、非言語コミュニケーションへの情熱に由来しています。洋服を通じて人間がコミュニケーションをとることに常に魅了されてきました。私にとって洋服は、アイデンティティを探求・表現し、常に変化を感じさせてくれるパワフルなツールです。

DIMA LEU, Designer
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— イタリアを拠点に活動しているとのことですが、「場所」による作品への影響にはどのようなものがありますか?

14歳でイタリアに移住し、そこでデザイナーとしての職業訓練を受けました。しかし、私のルーツは、幼少期を過ごし、人格を形成したポスト・ソビエト時代に遡ります。私にとって過去は人生の様相を呈するものであり、より強い存在感を持ち続けているのです。

— スポーツスーツをデザインした経緯について教えてください。

DIMA LEU, 2019 AW COLLECTION

2015年以降、ファッション業界はスポーツウェア志向へと進んでいるように感じます。その中で、特別心を惹かれるものがなかったため、洗練されたスポーツウェアのコレクションに取り組もうと思いました。洗練されたスポーツウェアとは、テーラーメイドの洋服の素材や仕上げの重要性を考慮しながらも、スポーティーな側面を持っているものです。

DIMA LEU, 2019 AW COLLECTION
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— スポーツスーツをつくる際に直面したデザインやユーザビリティの課題があれば教えてください。

クラシカルな洋服とスポーツの共存は、総じて簡単な課題ではありません。どのように共存させるか?私はシーズンごとに発見しています。デザインの観点では一般層という幅広い人々に向けて発信しています。しかし、日本とアメリカの両方のクライアントに適したプロポーションをつくるのは、非常に複雑なことです。

— A&Sと一緒に仕事がしたいと思った理由は何ですか?

これまでの数シーズンにわたってDIMA LEUはA&Sのためにカスタマイズされた特別なアイテムをいくつか制作しました。それを機に、お互いのノウハウを集結させた初のコラボレーションと呼ぶにふさわしいアイテムが生まれました。

— 実際にA&Sとコレボレーションをしてみてどう感じましたか?

今回の取り組みの根底には、DIMA LEUのいくつかの過去のフォルムがあり、それらをA&Sチームとともに再考し、A&Sのアーカイブの生地を使って新しい洋服をつくりました。ふたつの世界の融合が体現された成果を見るのは、本当に驚きでした。

— DIMA LEUの今後について、A&Sとの今後の取り組みについて教えてください。

今回の取り組みが、今後も続いていくA&Sとのコラボレーションの最初のステップとなることを願っています。A&Sのフィロソフィーには、私が生まれ、デザイナーとして成長した世界と、私が流暢に語る言語と数多くの共通点があります。

東京と京都の&SHOPでは引き続き、A&Sとのコボレーションアイテムに加え、DIMA LEUオリジナルの新作コレクションをご紹介しています。ぜひ一度お手にとってお試しください。

INFORMATION

  • SHOP
    &SHOP AOYAMA, &SHOP KYOTO
  • NOTE
    ※ アイテムの詳細は展開店舗、もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。
    ※ 品切れによりお求めいただけない場合もございますので、ご了承ください。
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