本年の歳の市では、“干支藁”や“門松”などの定番に加え、シンプルな竹の掛花入に紅白の餅花をあしらった高野箒を添えた“尺取”や、天然染料で染められた紙を使い節句にまつわる植物を表現した“こころ葉”などの新しいお飾りをご紹介いたします。
古くからの習わしを踏まえた、みたてらしい趣向を凝らしたお飾りが集います。新たな年を迎える室礼としてふさわしいお飾りを選んでいただける機会ですので、ぜひお運びください。
PROFILE
2013年4月、京都市北区紫竹に開店。日本の暦にあわせた季節の山野草を用い、しみじみとした奥ゆかしさを持ついけこみや花の木箱などを手がける。ものを本来あるべき姿ではなく別のものに見立てる表現方法、その日本独自の美意識を植物で表現している。