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唐津 岸田匡啓「片口」

6月20日(金)より、HIN アーツ&サイエンス青山にて、唐津の陶芸家・岸田匡啓氏の個展を開催いたします。本展の軸となるのは〈片口〉。用の美を兼ね備えた唐津焼の世界をご紹介いたします。

Event details

唐津焼は16世紀末頃に始まり、現在もその古唐津の様式を受け継ぎながら、地元の土と登り窯によって焼成されています。その魅力のひとつが、土が持つ独自の風合いにあります。“土もの”と呼ばれるように、唐津焼には様々な粒子の土が用いられ、その質感を生かした器は、古くから茶人はじめ、多くの人々に親しまれてきました。

 

岸田氏は、唐津の地で活動する陶芸家のひとりです。山に入り自ら土を採取し、陶土や釉薬の調合から窯での焼成まで、全工程を自身の手で行っています。伝統的な技法を踏まえつつも、現代の空間や感覚に寄り添う作品を生み出しています。

 

本展では、酒器や注器として古くから親しまれてきた〈片口〉を軸にご紹介いたします。手仕事の魅力が込められた一器一器を、ぜひこの機会にご高覧ください。

PROFILE

陶芸家。1983 年静岡県富士市生まれ。慶応義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業後、唐津にて唐津焼の修行を始める。2009年より川上清美氏に師事し、2012年に独立。唐津市浜玉町鳥巣に工房を構え、個展を中心に活動中。唐津焼の伝統を受け継ぎ、土の採取から窯出しまでの全行程を自身で一貫して行う。制作される器は上品かつ実用的で、料理店から家庭の食卓まで幅広い場で楽しめる。

EVENT DETAILS

TITLE

唐津 岸田匡啓「片口」

DATE

2025年6月20日(金) — 6月29日(日) / 11:00 – 19:00
作家在店: 6月21日(土)、22日(日)
火曜定休

  • 設営のため、6月19日(木)は臨時休業いたします。

  • 詳細は店舗もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。