Journey of Dreams – vol.1 ARTS&SCIENCE with friends
世界中のあらゆる場所へ旅することができるこの時代にありながら、近頃は他の国を訪れることが憚られるような状況に置かれています。いま、自由に旅ができるのは夢のなかだけかもしれない。この『Journey of dreams』は、旅することの楽しさに思いを馳せることで生まれた企画です。
Alice Waese — U.S.A
Designer: Alice Waese
「企画のコンセプトを聞いたときに浮かんだインスピレーションを大切にしながらデザインしました。シルクの生地は、私が描いた水彩画をプリントしたものです。夢の中で遭遇するマジカルな世界観をあらわしていて、この世には存在しない動物や人が描かれています。人々の潜在意識にある不思議な世界を洗いざらしのシルク生地で表現し、くつろげるデザインのパジャマに落とし込んでいます。 」
【Alice Waese】 カナダ出身。NY ブルックリンを拠点に、ジュエリー、絵画、彫刻と多岐にわたる作品製作を行いつつ、素材への独自なフォーカスによって職人的かつジェンダーレスなコレクションを発表している。2011年には初となる絵画作品集“THOSE THAT ARE, A Compendium of Drawings”出版。ARTS&SCIENCEではジュエリーをメインに展開中。
https://www.alicewaese.com/

CASEY CASEY — FRANCE
Designer: Gareth Casey (Courtesy of Casey Casey)
「私たちは複雑な時代を生きています。今まで以上に、自分自身の生活を快適にする必要があるように感じるのです。この企画のためにデザインしたパジャマは、私の生活スタイルからインスピレーションを得ています。フランスのベリー地方にある別邸で過ごす時に着るウェアを想定しているのです。料理をし、ソファでくつろぎ、犬と戯れ、眠りにつく。そんな何気ない安らかな感覚を落とし込むことを目指しました。 」
【CASEY CASEY】 Gareth Caseyが手がけるフランスのブランド。全てのアイテムには染色を含む全ての加工に独自のテクニックが駆使され、パリのアトリエでひとつひとつ丁寧に仕上げられている。愛着を持って着込まれたかのような佇まいは、このブランドのアイテム特有のもの。ARTS&SCIENCEではコレクションを展開しつつ、過去にコラボレーション企画を行ったことも。
https://www.instagram.com/caseycasey_paris/

r a s a i — INDIA
Designer: Asami Nagashima Sarabhai
「この企画を提案されたとき、夜にインドの人々が家で実際に着ているものを想像してみました。伝統的な習慣を大切にしている、旧市街の女性たちがネグリジェを着ている姿を目にしたり、都市部の若者がTシャツとパンツスタイルで過ごす一方、田舎では日中と同様にクルタやサリーのまま過ごす人も多く、文化的に多様なインドではナイトウェアの考え自体が曖昧なもののように感じました。そこで、スタイル、サイズ、年齢、性別、TPOにこだわらないシンプルで快適な服を目指すことに。「風の織物」とも呼ばれる、繊細なインドのマルマル綿生地二層にゆとりを持った間隔のキルティングを施すことで、柔らかな着心地と断熱性が生まれました。裏使いでも屋内外でも、自由に着こなしていただけます。旅に出られるようになれば、とびきり軽い付属のマルマルバッグに入れて是非お供に。それまではリビングルームで楽しんでください。」
【r a s a i】 1996年にインドで設立されたasiam studioは布製品のデザイン、染め、縫製までを一貫して行い、その高い品質と人や環境への配慮には定評がある。‘r a s a i’は、サラバイが2018年にリニューアルし立ち上げた衣服とホームのブランドで、その名前は冬期のインドに重宝される柔らかなベッドキルトにちなんだもの。裏使いも意識したキルトの仕上げや、その年齢、性別やサイズにとらわれることのない自由な可能性にインスパイアされ、永く寄り添っていきたいと思える普遍的なものづくりを目指している。ARTS&SCIENCEでは様々なアイテムを不定期で展開中。

TOOGOOD — ENGLAND
Designer: Erica Toogood, Faye Toogood
「パンデミックに際して、私たちは多くの生活時間を家で送っています。その中で、ときに料理人、教師、パン屋、美容師など、多くの役割をこなす必要がでてきました。細々としたことに向かう時間が増えたのです。同時にリモートワークも日常化し、プライベートな空間に仕事が混在するようになりました。そんなライフスタイルには柔らかく、着心地のよいリラックスウェアが必要です。このパジャマは、電気技師の作業着からインスパイアされています。機能的で着心地が良いのが特徴で、室内でも屋外でも好きに着てもらって構いません。快適な時間を過ごすために考えたウェアです。」
【TOOGOOD】 ロンドンを拠点にFaye Toogoodが2008年に設立したブランド。インテリアデザイン、家庭用品、美術、ファッションの世界で幅広い表現を行なっている。Toogoodのファッションコレクションは、Fayeと彼女の妹のErica Toogoodによって2013年に共同設立された。FayeのマテリアルへのこだわりとEricaの大胆なパターンが反映された、あらゆる年齢の男性と女性にとって実用的で構築的な服を生み出している。ARTS&SCIENCEでは過去にインスタレーションを行うほか、毎シーズンコレクションの展開を行っている。
https://t-o-o-g-o-o-d.com

ZANINI — ITALY
Designer: Marco Zanini (©Tommaso Gesuato)
「企画の連絡をもらったときに、クラッシックでタイムレスなデザインがすぐに浮かびました。性別に関係なく気軽に着られて、心地よく、洗練されている。そんなナイトウェアを作りたいと思ったのです。“Place Vendôme”で売っているようなクラッシックで素敵なメンズスタイルが理想でした。上質で着心地の良さを感じてもらいたいので、生地はフォーマルなシャツに用いられるイギリスのコットンジャガードを採用し、ホワイトを選びました。タイムレスで優雅なイメージを持たせたかったからです。ナイトシャツでありながらシックな雰囲気に仕上がりました。」
【ZANINI】 イタリア人の父とスウェーデン人の母を持ち、ミラノで育つ。2009年からROCHASのプレタポルテコレクションの責任者を務め、2013年にSchiaparelliのクリエイティブディレクターに就任するなど多岐にわたる経歴を持つ。2019年AWに自身の名を冠したZANINIを立ち上げ、縫製から販売ルートに至るまで自分らしく表現したいという思いから、ほぼワンオペレーションでブランドを取り仕切っている。現在、日本ではARTS&SCIENCEのみでコレクションを展開中。
https://www.instagram.com/zaninicollection/

and more...
この『Journey of Dreams』では、本ページでご紹介している5ブランドに加えて、別のアプローチで参加してくれるブランドも控えています。どうぞお楽しみに。
各アイテムは、ARTS&SCIENCEのオンラインショップ〈POP-UP SHOP〉と一部店舗で11月20日(金)より順次販売予定。引き続きHPやSNSでご案内します。
INFORMATION
-
- TITLE
- Journey of Dreams
-
- DATE
- 2020年11月20日(金)〜
-
- ONLINE
- POP-UP SHOP