A&S 2021SS Botanical Dyes February

ARTS&SCIENCEでは、これまで藍染めをはじめ、天然染めによるアイテムを展開してきました。2021年 春夏コレクションでは、工業的な天然染めのひとつである〈ボタニカルダイ〉をテーマに掲げ、7月まで毎月数種類におよぶ様々な植物の染色原料で染めたアイテムが入荷します。本企画では、ボタニカルダイの説明とともに、A&Sがこだわるこの染色技術の魅力について触れていきます。

ボタニカルダイについて

“初春”をイメージしたボタニカルダイのカラー展開

ボタニカルダイとは、植物(花・葉・根・茎・樹・皮・果実など)から染料を抽出し、媒染剤*を使わないで染めつける特殊な染色技術です。
タンパク質でつくられた糊を生地に吸着させ、ごくわずかな化学染料を配合することで、日光や洗濯での色落ちを抑えつつ、植物そのものが持つ鮮やかな色味をそのままに表現することができます。自然由来の染料には、ひとつの色のなかに何種類もの色素が含まれており、その色素それぞれが光に乱反射して人の目に映ることでフラットではない表情豊かな色合いを見させてくれます。

*媒染剤 = 繊維に染料を固着させる役をする物質

今シーズンのA&Sが表現するボタニカルダイは、展開するそれぞれの月で旬を迎える植物やその季節の色合いを出すための染料で染めており、2月の染料は「初春」と題し、セイヨウネズ(ジュニパー)とフキノトウを用いています。 植物をはじめ天然の染料をA&Sが用いる背景には、素材由来の生きた色を表現したいということと、それらの中に含まれる作用や効果など、古くから脈々と伝わってきた人々の知恵や技術による付加価値、有意義なメッセージ性があると考えるからです。日本の趣ある季節感を色そのもので体感ください。

“初春”をイメージしたボタニカルダイのカラー展開
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Juniper/ジュニパー(ヒノキ科・ネズミサシ属)

ヒノキ科の常緑針葉低木。枝と球果はヒノキに似た爽やかな香りが。染料となる球果はジュパーベリーと呼ばれ、ジンの香りづけやエッセンシャルオイルに利用される。色の表現は、ライトグレーとサックスブルーの2色。pHをコントロールすることで、色の違いを表現。

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Juniper light gray 【和色名】霞色(かすみいろ)

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  • ITEM
    New balloon blouse
  • MATERIAL
    100% cotton
  • COLOR
    Junipaer saxe blue (Photo), junipaer light gray, butter bur green
  • SIZE
    1
  • PRICE
    ¥59,400
  • SHOP
    A&S AOYAMA, A&S MARUNOUCHI, A&S KYOTO
Juniper saxe blue 【和色名】錫色(すずいろ)

Butter bur/フキノトウ(キク科フキ属)

古くから数少ない日本原産の山菜として親しまれ、主に葉柄、葉は食用として用いられる。個性的な香りと特有の苦味があり、生薬の材料にもなる。色の表現では渋みのあるグリーンに。

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  • ITEM
    Stand collar relax fit shirt
  • MATERIAL
    100% cotton
  • COLOR
    Butter bur green (Photo), Juniper light gray
  • SIZE
    1, 2, 3
  • PRICE
    ¥55,000
  • SHOP
    &SHOP AOYAMA, &SHOP KYOTO
Butter bur green 鶯色(うぐいすいろ)

次回、3月の染料では「仲春」をテーマにサクラ、クローブ、ログウッドをご紹介する予定です。

INFORMATION

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    ※ 詳細は各店舗もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。
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