- Apr 9, 21Event
- 吉川和人 展 2021
*当イベントはご予約制となります。詳細は本文内のご予約方法をご確認ください
木工作家・吉川和人の個展を、4月23日(金)から5月9日(日)にかけて東京のOVER THE COUNTERで開催します。家具やオブジェなどの作品を軸に、吉川和人の「ものづくり」をご覧いただきます。
キャビネット、ダイニングテーブル、ミラーやオブジェをはじめ、全ての作品に用いられている木材は独自の視点で選ばれ、木の表情が最大限生かされるように配慮されています。本展ではこれらの他にも、スプーン、バターナイフ、プレートやボウルなど、日々の食卓を彩るテーブルウェアが揃います。ダイニングテーブルは天板のサイズが選べるセミオーダにて承ります。
ARTS&SCIENCE初となる吉川和人の個展です。「木」という生物資源がもつ特有の魅力が生かされた作品群が集います。4月23日、5月1日、9日は作家本人が在店し、直接お話いただける機会です。
“木は朽ちるという美しい可能性を持っています。
それを美しいと感じるのは、われわれ自身も生の盛りを経て、やがて老いて朽ちていくことを知っているからかもしれません。
緻密な年輪、節や朽ちは、その木が生き抜いた過去の時間そのものであり、それは見る人に、今ここで生きているという美しい生の瞬間を実感させる力があるように思います。
子供の頃に住んでいた家のそばには森があり、そこでは膨大な数の生死が季節ごとに繰り返されているのを感じながら育ちました。木は自分の遊び相手であると同時に、樹液には虫が群がり、枝には鳥が巣を作り、新緑はやがて腐葉土となって森の命を養っていました。嵐の夜には巨木がゴーゴーと音をたて、布団の中で畏れを抱いた存在でもありました。
わたしにとっての木は、ただ材料としての質量ではなく、ガサガサした皮や青臭い匂いを持つ、生きものとしての樹のようです。自分が作るものにもその命の気配や生々しい官能性を映しこめたらと思っています。” ― 吉川和人
【ご予約方法】
初日の4/23(金)は、混雑を避ける為に完全予約制(抽選)にて、4/24(土)〜5/9(日)の期間はご予約優先にてご案内いたします。ご来店希望日によりご予約方法が異なりますので、下記ご予約方法をご確認のうえ、お申し込みください。
※展示終了に伴い予約受付は終了しました
【展示開催に際して】
※新型コロナウイルス感染症による状況を踏まえ、本展示は初日のみ完全予約制。それ以降は予約優先となります。
※ご来店の際はマスクの着用と、入口に設置したアルコール消毒液で手指の消毒、検温をお願いしております。
※初日の観覧時間は50分の入れ替え制、それ以外の日程は30分の入れ替え制とさせていただきます。
- TITLE
- 吉川和人 展 2021
- DATE
- 2021年4月23日(金) – 5月9日(日) / 12:00〜19:00
※ 4月23日(金)、5月1日(土)、9日(日)、終日作家在廊予定
- PROFILE
- 木工作家、1976年生まれ。福島県出身。慶応義塾大学商学部卒業後、株式会社カッシーナ・イクスシーにて勤務。在職中に一年間の育児休暇を取得と同時に渡仏。2012年に同社を退社し、岐阜県立森林文化アカデミーにて木工技術の基礎と日本の森林文化を学ぶ。現在は、世田谷と三重県大台町に工房を持ち、2拠点で制作活動を行う。展示会での制作物の発表を主な活動としているが、学校法人自由学園の教室家具の制作や、豊岡市立図書館内の彫刻家具の制作、トヨタ自動車との協働による山林資源活用や地域活性化のプロジェクトを行うなど、公共的な活動も平行して行なっている。
- SHOP
- OVER THE COUNTER
- NOTE
- 前日4月22日(木)は展示準備のため17時までの時短営業となります。
- ※ 詳細は店舗もしくはコンタクトフォームよりお問い合わせください。