- Aug 28, 19Event
- 髙仲健一 “魚々子 其の三”
この度、HIN アーツ&サイエンス 二条通京都では、2019年9月13日(金)から 23日 (月・祝)の期間中、A&Sでは4回目となる髙仲健一氏の展覧会を開催します。
氏の作品は、絵付けや象嵌など様々な技法が用いられますが、本展では「魚々子」という小さな円をたがねで打ち込んで図案を表した作品を中心にご紹介します。氏が街を行き来する中で目にした風景や、幼少期に夢中になったキャラクターなどの図案も。近年になり、ようやく様々な隔たりを超えた自由な表現ができるようになったと語る氏の作品を、ぜひご覧ください。
「朝早く、書斉の窓を開け放って李白の詩を素読していたら、
窓前の桑の木にメジロがやってきて、黒くなった実を啄み始めました。
私が手を伸ばせば届く距離。
それが声を出す私を全く気にせず一心に啄んでいて、そうだ私も、と、
うれしくなる気持ちをそれはそれとして、李白の詩に集中しました。」
《心性無染 本自圓成》 — 髙仲健一
- TITLE
- 髙仲健一 “魚々子 其の三”
- DATE
- 2019年9月13日(金) – 23日 (月・祝) / 11:00 – 19:00
※ 初日9/13は作家在廊予定
- PROFILE
- 1966年茨城県取手市に生まれる。学習院大学を中退後、漢籍、仏書、日本古典を糧に、独学で書、絵画の制作を開始。1993年千葉県大多喜に自身で薪窯を築き、本格的な陶芸活動を始める。半自給自足の生活を営みながら生み出される作品は、独自の感性やユニークな表現が注目され、様々なギャラリーで個展を開催している。