Aug 30, 18Event
髙仲 健一「魚々子 其の二」

湖を望む山上に古式建築の居宅を構え、水道もガスもない自給自足に近い生活を送りながら陶芸家、画家、書家として創作に勤しむ髙仲健一氏。家族と、ヤギや豚、ニワトリなどの家畜数十頭と共に暮らしながら、日常の中で起こるささやかな事柄を作品に描いています。

この度A&Sでは、昨年に続き東京と京都の2箇所で展覧会を開催。小さな円をたがねで打ち込む彫金の技法を土で表現した「魚々子」の器や壺、A&Sとコラボレートした掛け軸を展示します。緻密な技法とウィットに富んだモチーフが融合された独自の世界観をぜひご覧ください。

谷底で犬がワンワン、猿がキイキイ。
山頂には坐禪する私と、ちょっと離れた所に妻。
と、一羽のフクロウが全く羽音を立てずに、
スーッと妻の左を横切って、
向かいの山に上ったばかりの朝日の輝きの中へ消えてゆく…。
今日もきっといい一日だ!  ——— 髙仲健一

TITLE
髙仲 健一「魚々子 其の二」
TOKYO
2018.9.7 (Fri.) – .9.17 (Mon.) / 12:00 – 20:00
*作家在廊予定:9.7 (Fri.)
AT THE CORNER
KYOTO
2018.9.21 (Fri.) – 9.30 (Sun.) / 11:00 – 19:00
*作家在店予定:9.21 (Fri.)
HIN / Arts & Science, Nijodori Kyoto
PROFILE
1966年茨城県取手市に生まれる。学習院大学を中退後、漢籍、仏書、日本古典を糧に、独学で書、絵画の制作を開始。1993年千葉県大多喜に自身で薪窯を築き、本格的な陶芸活動を始める。半自給自足の生活を営みながら生み出される作品は、独自の感性やユニークな表現が注目され、様々なギャラリーで個展を開催している。