Oct 21, 19Event
みたて “歳の市”

今年も〈花屋 みたて〉のお正月飾りがA&Sにやってきます。モダンな門松をはじめ、今回はいままでご用意してきた、漆で束ねた三色の藁餅、京都のコンブ金物に製作を依頼した鉄掛花入に入った結び柳、南天の入った金魚玉などA&S別注のお飾りも勢揃いし、一同にご覧いただけます。新しい年を迎える準備に、どうぞお出かけください。

京都はHIN アーツ&サイエンス、東京はA&S DAIKANYMAで開催。みなさまのご来店をお待ちしております。


『「米」の字が示す通り、米作りには八十八もの手間がかかると言われています。
みたての正月飾り「富士」は、その手間ひとつにかける思いを一本にこめ、八十八本の稲穂を束ねて生まれた形です。新年を迎えられる喜びや五穀豊穣を願う、みたてが思う祈りの形です。
近年の正月飾りの多くは、色鮮やかな装飾を身にまとい、デザインや形を優先した飾りになっているように思います。願いや祈りを飾りに託してきた私たち日本人は、本来形のないものを形にしてきたのではないでしょうか。繰り返されてきた風習を思い、今年もまた新しい年をお迎えできることに幸せを感じています。— みたて 西山隼人』

KYOTO
2019.11.1 (Fri.) – 11.10 (Sun.) / 11:00 – 19:00
*作家在店 11月3日、4日 (在店時間は日により異なります)
HIN / Arts & Science, Nijodori Kyoto
TOKYO
2019.11.8 (Fri.) – 11.17 (Sun.) / 12:00 – 20:00
*作家在店 11月9日、10日 (在店時間は日により異なります)
A&S DAIKANYAMA
PROFILE
みたて/2013年4月、京都市北区紫竹に開店。日本の暦にあわせた季節の山野草を用い、しみじみとした奥ゆかしさを持ついけこみや花の木箱などを手がける。ものを本来あるべき姿ではなく別のものに見立てる表現方法、その日本独自の美意識を植物で表現している。